ツアーニュース

本命タイガー、対抗P.ミケルソン! 日本勢は8人が参戦

2013/07/18 10:55
本命タイガー、対抗P.ミケルソン! 日本勢は8人が参戦
ナイキとの契約更新、左ヒジの回復など、メジャー15勝目に向け視界良好のタイガー。5年ぶりのビッグタイトル獲得なるか!?(写真提供:AP/アフロ)

 

 タイガー・ウッズ(米)がメジャー15勝目を狙い、フィル・ミケルソン(米)が大会初制覇を目論む。

 世界中のゴルフファンが注目する第142回 全英オープンが現地時間18日よりスコットランドのミュアフィールドを舞台に開幕する。第1回大会は1860年に行われており、世界最古の歴史あるトーナメントとして知られる今大会。優勝者に与えられるクラレットジャグ(優勝トロフィ)にその名を刻もうと、今年も実力者たちが激突する。

 もちろん優勝候補筆頭はタイガーだ。全米オープン後、実戦を離れる理由となった左ヒジの故障もすっかり癒えて自信満々で現地入り。休養と調整十分でジャック・ニクラウス(米)が持つメジャー最多の18勝という記録に向かって突き進む。

 ゴルフの調子以外にも好材料がある。ナイキとの契約が更新されることが分かったのだ。タイガーは1996年に史上初の全米アマチュア選手権3連覇を飾った直後にプロ転向を発表。同時にナイキとの5年総額4,000万ドル(現在のレートで約40億円)という超大型契約を明らかにし、ゴルフ界に参入したばかりの同社の用品開発に協力してきた。つまりプロゴルフ界において、タイガーとナイキは一緒に成長してきたと言っても過言ではないことになる。

 それだけにタイガーの女性スキャンダルが発覚し、次々にスポンサーが離れていく状況下でもナイキはタイガーを決して見放さず、今日まで契約を続けてきた。しかし、ローリー・マキロイ(北アイルランド)とナイキが今季から契約したことなどもあり、今年いっぱいで終了する現在の契約が継続されるかどうかが注目されていた。

 だが、全英オープン直前のこのタイミングでタイガーのマネジャー、マーク・ステインバーグ氏、ナイキのシンディ・デービス社長が揃って契約更新が決まったことを名言。ステインバーグ氏は「ナイキが彼と生涯契約することを確信している」と話すなど、関係が良好なことを強調した。

 スポンサー契約が決まり、プレーに専念できる環境が整ったタイガー。「ヒジはもう大丈夫。調子は最高だし、素晴らしい状態でメジャーに入ることができる」と本人も笑顔で話しているだけに、2008年全米オープン以来のメジャータイトルに向けて死角はなくなった。

 一方のミケルソンは前週、今年の全英オープンと同じスコットランドを舞台に開催された欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープンで優勝し、自信をつけて参戦。マスターズ3勝、2005年全米プロゴルフ選手権でも優勝しメジャー4勝を誇るが、全英オープンではいい結果を出せずにいた。だが、前週の優勝で苦手意識が一転。今年は秘策としてドライバーを封印し64度のウェッジを投入、ウェッジ5本を持ってコースに対応する作戦で大会初制覇を狙う。

 全米オープンに続くメジャータイトルを母国のナショナル・オープンで飾ろうとするジャスティン・ローズ(英)、悲願のメジャー初タイトルを地元でとの思いが強いルーク・ドナルド(英)、リー・ウェストウッド(英)に加え、不調からの脱却を誓うマキロイらが集結。「一日の中に四季がある」といわれる変わりやすい天候と、容赦なく襲いかかる強風を相手に激戦が繰り広げられる。

 日本勢は、松山英樹をはじめ、藤田寛之、谷口徹、久保谷健一、丸山大輔、井上信、片山晋呉、小平智の8人が出場する。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 本命タイガー、対抗P.ミケルソン! 日本勢は8人が参戦
×