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松山、首位に5打差好発進! 単独首位はZ.ジョンソン

2013/07/19 06:31
松山、首位に5打差好発進! 単独首位はZ.ジョンソン
松山が首位に5打差の21位タイ発進。日本ツアーを席巻するスーパールーキーが、メジャーの大舞台でも上々なスタートを切った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 スーパールーキー松山英樹が、世界最古のトーナメントでも堂々たるプレーを見せた。

 第142回 全英オープンが現地時間18日、スコットランドのミュアフィールドで開幕。松山は午前9時44分に世界ランクNo.2のローリー・マキロイ(北アイルランド)、同5位でメジャー4勝のフィル・ミケルソン(米)とともにスタートすると、2番パー4で第2打をピタリと寄せて幸先良くバーディを先行させた。

 4番こそボギーとしたが、5番パー5では第3打をグリーン手前から1メートルにつけて2つ目のバーディ奪取。8番では6メートルのバーディチャンスを1メートルオーバーさせ、返しを外してボギー。イーブンパーで前半を終える。

 後半は12番で3パットボギーの後、13番パー3で2メートルを沈めて3つ目のバーディ。15番、16番の連続ボギーでこの日初めて2オーバーとしたが、上がり2ホールを連続バーディで締めてイーブンパー71で初日の競技を終えた。

 5アンダー66で回った単独首位のザック・ジョンソン(米)とは5打差の21位タイ。「ショットはすごく良い感じでしたけど、パットは距離感がつかめませんでした。最後の2ホールはティーショット、セカンドショットとも完璧に打ててうれしかった。今みたいに辛抱強くやれれば(予選)通過は見えてくると思う」と、力強く語った。

 この日は穏やかだったとは言え、慣れないリンクスでビッグネーム2人を相手に臆することなく自分のプレーを貫く姿は、メジャータイトルも夢ではないことを感じさせた。

 2010年マスターズ以来3年ぶりのメジャー出場となった片山晋呉も負けていない。1アンダーで前半を終えると、10番、11番で痛恨の連続ダブルボギー。それでも経験豊富なベテランは自分を見失わなわず、12番、13番で意地の連続バーディを奪ってみせた。

 結局、最終18番をボギーとして2オーバー73。47位タイでプレーを終えたが、コンディション次第でいくらでも浮かび上がれるのがメジャーだということを知っているだけに、2日目以降、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

 その他の日本勢は、昨季の日本オープンゴルフ選手権競技を制した久保谷健一が5オーバー76で92位タイ、藤田寛之、谷口徹、丸山大輔が7オーバー78で119位タイ。小平智は8番まで2オーバーと踏ん張っていたが、9番パー5で『9』を叩くなどして9オーバー80。143位タイとメジャーの洗礼を受けた。小平とともに大会初出場の井上信も、12オーバー83で単独152位タイと苦しいスタートとなった。

 2007年のマスターズ王者で、先週の米ツアーでもプレーオフまで残った好調さを維持するジョンソンが単独首位で試合を引っ張り、それをマーク・オメーラ(米)、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)が1打差で追走。さらに1打遅れた4位タイにトム・レーマン(米)、ブラント・スネデカー(米)、ダスティン・ジョンソン(米)ら5人がつけている。

 メジャー15勝目を狙うタイガー・ウッズ(米)、松山と同組でプレーしたミケルソンらが2アンダー69で9位タイ。マキロイは8オーバー79で134位タイと大きく出遅れている。

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