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松山20位タイで予選突破! 同組のP.ミケルソン「大したものだ」

2013/07/20 06:47
松山20位タイで予選突破! 同組のP.ミケルソン「大したものだ」

 

 予選ラウンドの2日間を松山英樹と同組で回ったフィル・ミケルソン(米)が「素晴らしい」と21歳の大器を絶賛した。

 第142回 全英オープンは現地時間19日、スコットランドのミュアフィールドで第2ラウンドの競技を行い、通算8オーバーまでの84人が決勝ラウンド進出を決めたが、日本勢は松山と片山晋呉の2人しか予選をクリアすることが出来なかった。

 前日までとは真逆の風が吹きスコアを落とす選手が続出したこの日、松山はプレッシャーに押しつぶされることなく粘りのゴルフでミスを最小限に抑え、2オーバー73でホールアウト。同組のミケルソン(3オーバー74)、ローリー・マキロイ(北アイルランド/4オーバー75)を上回るスコアで通算2オーバーとし、前日より1ランクアップの20位タイに浮上。単独トップの49歳ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)に5打差と週末に向け楽しみなポジションを確保した。

 これにはミケルソンも「彼には安定感がある。ショットも素晴らしいし、肝心なところでパットも決めてくる。週末が楽しみだね。本当に大したものだ」と最上級の褒め言葉で松山を激励。当の本人は「ショットがいい感じ。普段打てないショットが打てている」と手応えを口にしており、決勝ラウンドは「ミスの少ないゴルフ」を貫くことを心に誓った。

 松山にとってこれが4度目のメジャー挑戦となるが、そのすべてで「第1の目標」である予選をクリアしてきた。しかしそれだけで大器が満足するはずもない。世界を経験したことで「メジャーに勝ちたい」という気持ちはより一層大きくなっている。さらなる上位を目指し週末の猛チャージを期待したい。

 一方、その他の日本勢は上位争いに加われず、片山が4連続ボギーを叩き6オーバー77とスコアを大きく崩したものの、カットラインぎりぎりの通算8オーバー70位タイで予選を突破。しかし今季メジャー3戦目の藤田寛之は通算10オーバー97位タイで決勝ラウンド進出を逃した。

 また谷口徹が通算11オーバー108位タイ、この日8つスコアを落とした久保谷健一が通算13オーバー126位タイ、丸山大輔が通算15オーバー140位タイ、井上信が通算17オーバー147位タイの下位でそれぞれ予選落ち。メジャー初挑戦の小平智はこの日も10オーバー81と崩れ、通算19オーバー150位タイに終わっている。

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