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“不屈の男”E.コンプトンが首位タイ発進 今田119位タイ

2010/07/30 11:31
“不屈の男”E.コンプトンが首位タイ発進 今田119位タイ

 

 生涯2度の心臓移植手術を乗り越えた不屈のゴルファー、エリク・コンプトン(米)がトーナメントをリードしている。

 米男子ツアーのザ・グリーンブリア・クラシックは現地時間29日、ウェストバージニア州のザ・オールド・ホワイトCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。この日早い組でスタートしたコンプトンは出だし直後の2番、3番で連続ボギーを叩くものの、4番の初バーディで息を吹き返すと、その後4連続含む8バーディを奪い7アンダー63の好スコアをマーク。午後の組でノーボギーの快調なゴルフを見せたマット・エブリー(米)と並び首位タイの好発進を切った。

 1打差の3位タイにジョージ・マクニール(米)、ジェフ・オーバートン(米)、パット・ペレズ(米)が続き、2打差の6位タイにチャールズ・ハウエルIII(米)、マット・ベッテンコート(米)らがつける展開。

 現在30歳のコンプトンはシードを持っておらず、今大会へは主催者推薦での出場。友人のビクター・ビルスクーグをキャディに起用し二人三脚でツアー初優勝を目指している。「キャディのビクターはQスクール(プロテスト)受験を控えているんだ。テストを受けるためにはお金がかかるから、ここで自分が少しでも多く稼いで彼に軍資金を渡せたらいいね」と、この大会にかける思いを口にした。先天的な心臓の病で幼い頃から何度も手術を受けながら、決して諦めることなくカレッジゴルフ、そしてプロへと階段を駆け上がって来た苦労人が、友人のために「1つでも多くのバーディを獲る」と力強く宣言した。

 なお、日本勢唯一出場の今田竜二は6つのバーディを奪いながら5ボギー、1トリプルボギーを叩き2オーバー72。119位タイと大きく出遅れている。 (STATS-AP)

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