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松山16位タイで終戦 B.スネデカー逃げ切り今季2勝目!

2013/07/29 09:43
松山16位タイで終戦 B.スネデカー逃げ切り今季2勝目!
逃げ切りで今季2勝目を飾ったB.スネデカー。今大会ではもはや脇腹の故障を感じさせないゴルフを披露した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 2週連続ベスト10入りはならなかったが、サンデーバックナインでスコアを伸ばした松山英樹が16位タイとまずまずの成績を収めた。

 米男子ゴルフツアーのRBCカナディアン・オープン(カナダ、グレンアビーGC)は現地時間28日に最終ラウンドの競技を終了。この日24位タイからスタートした松山はボギーが先行する苦しい滑り出しとなった。8番パー4ではティーショットが右のラフにつかまり、第2打が今度は右へ。木の根元に飛ぶアンラッキーでそのホールをダブルボギーとしてズルズル後退するかに思われた。

 しかし何とか我慢を続け13番パー5で2オンに成功。11メートルあるイーグルパットが最後のひと転がりでカップに吸い込まれ「流れが変わった」。すると15番パー3ではティーショットがピンそば2.5メートルにぴたり。それを沈めてバーディを奪うと、16番パー5もラフからのサードショットを寄せて難なくバーディ。最終18番はセカンドがバンカーにつかまり、しかも目玉と最悪の状況で1打で脱出出来なかったが、4打目できっちりピンそばに運び値千金のパーセーブで72ホール目を締めくくった。

 結局最終日はスコアを2つ伸ばし通算9アンダー16位タイで終戦。期待されたベスト10以内はならなかったが、獲得賞金は50万ドル(約5,000万円)の大台を超えた。来季のシード権確定はまだだが「まぁ、こんなもんです」と笑顔で語った松山。課題は「アプローチ」と言い「アメリカの芝では自分の今の技が通じない」と痛感したのだとか。次週のWGC-ブリヂストン招待(8月1〜4日/オハイオ州、ファイアーストーンCC)までにはなんとか集中的に練習し、予選落ちのない大会でシード(賞金ランキングまたはフェデックスポイントランキング125位以内)を決めてしまいたい。

 優勝はブラント・スネデカー(米)で今季2勝目、ツアー通算6勝目。12番パー3のティーショットがグリーン右の林につかまり、木の根元から打った第2打がグリーンに乗らずピンチを迎えたがキズを最小限に食い止めるボギーで切り抜けた。その時点でダスティン・ジョンソン(米)に並ばれたが、そのジョンソンは土壇場の17番でティーショットがOB。バンカーから寄らず入らずのトリプルボギーを叩いて後退。2アンダー70にスコアをまとめたスネデカーが通算16アンダーで逃げ切り、脇腹の故障を乗り超え勝利をものにした。

 3打差の2位タイにジョンソン、マット・クーチャー(米)、ジェイソン・ボーン(米)、ウィリアム・マクガート(米)が入り、通算12アンダー6位タイにマーク・ウィルソン(米)ら。

 尚、石川遼は前日2度目のカットに引っかかり最終日に進めず。予選ラウンドを首位で通過しながら妻の出産に立ち会うため第3ラウンドスタート前に棄権したハンター・メイハン(米)にはこの日第一子となる長女が誕生。ゾー・オリビエと命名したことをツイッターで打ち明けている。

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