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聖地の戦いは大混戦 I.パークは大記録へ3打差18位タイ

2013/08/02 08:56
聖地の戦いは大混戦 I.パークは大記録へ3打差18位タイ

 

 偉業に挑む者にとって聖地はやはり一筋縄ではいかない場所だった。

 インビー・パーク(韓)が史上初のプロメジャー年間4連勝をかけて臨んでいる第37回 全英リコー女子オープンは現地時間1日、ゴルフの聖地セントアンドリュース オールドC(スコットランド)を舞台に開幕。6アンダー66でプレーしたモーガン・プレッセル(米)とカミラ・レナース(スウェーデン)の2人が首位タイに立つ中、3打差以内に37人がひしめく大混戦となっている。

 そんな中パークは出だし10ホールで6バーディを奪って首位を快走、楽々大記録に向けて最高の位置で初日を終えるかに見えた。ところが13番でティーショットをヒース(フェアウェイやラフ以外の不整地部分)の中に打ち込んでから調子がおかしくなった。第2打は出すだけ、4.5メートルに3オンしたもののこれを外してこの日初めてのボギー。16番ではティーショットが右にはずれ、得意のパットも入らずまさかのダブルボギーを叩いてしまう。続く17番もボギーで2アンダーまでスコアを落としたが、このままで終わらないのが今のパークだ。最終18番でしっかりバーディを奪って翌日につなげた。

 3アンダー69の18位タイで終えた初日に「今日はローラーコースターに乗っているようだった」と苦笑したパークだが動じる様子はない。「まだ第1ラウンド。ちょっと残念だったけど最終日じゃなくてよかった」と余裕の表情を覗かせており、まだまだ大記録への気持ちは衰えていないようだ。

 首位に1打差3位タイにはロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のステイシー・ルイス(米)やチェ・ナヨン(韓)、昨季国内女子ツアー賞金女王の全美貞(韓)ら7人がひしめき、さらに1打差の10位タイにはポーラ・クリーマー(米)、カトリオーナ・マシュー(スコットランド)ら8人がつけている。

 9人出場している日本勢も宮里藍、佐伯三貴、上原彩子が3アンダー69でパークと同じ18位タイと好発進。メジャー初挑戦の森田理香子、比嘉真美子も2アンダー70で38位タイとまずまずのスタートを切った。対照的に宮里美香、横峯さくらは2オーバー74で104位タイ、上田桃子、有村智恵は3オーバー75で120位タイと出遅れている。

 その他の主な選手では18位タイにスーパーアマチュアのリディア・コ(ニュージーランド)、リュウ・ソヨン(韓)、フォン・シャンシャン(中)。ロレックスランクNo.3のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)は森田、比嘉らと同じ38位タイで初日を終えている。

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