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池田、マスターズ初挑戦は29位で終戦

2010/04/12 08:30
池田、マスターズ初挑戦は29位で終戦

 

 マスターズ初出場にして日本勢唯一の予選突破を果たした池田勇太が、最終日もスコアを伸ばした。

 現地時間11日、ジョージア州オーガスタナショナルGCを舞台に行なわれた米男子ツアーの今季メジャー初戦、第74回 マスターズ最終ラウンド。この日31位タイからスタートした池田は出だし直後の2番で早くもチャンスが訪れ、ボールがカップの淵を回って入るラッキーもありバーディが先行。しかし前日も連続ボギーを叩いている4番、5番でスコアを崩し前半を1オーバーで折り返す。

 中盤こう着状態が続いたが、15番パー5で2オンに成功。イーグルトライは惜しくもカップに届かなかったものの楽々バーディを奪い、16番パー3のティーショットもピンの根元をさす素晴らしいショットを披露した。ところがバーディチャンスが一転、3パットのボギーを叩いてしまう。しかしそれで開き直った池田は17番で距離のあるバーディパットを沈めて溜飲を下げると、満員のパトロンが見守る最終18番で連続バーディを決め、ゴルファー冥利に尽きる大喝采を浴びて4日間の競技を終了した。

 最終ラウンドで1つスコアを伸ばした池田は通算2オーバーで、最終成績は単独29位。前日「チャラ(通算イーブンパー)にしたい」という本人の希望は叶わなかったが、最終日に順位を上げたのだから自信につながる。初出場で随所に光るプレーを見せた池田。次週から始まる国内ツアーへ弾みをつけるのに十分な戦いぶりだった。

 尚、石川遼はカットラインに1打足りず、予選で敗退。片山晋呉も予選ラウンドで姿を消している。

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