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S.ガルシア堅首! タイガー不発47位タイに後退

2013/09/02 10:01
S.ガルシア堅首! タイガー不発47位タイに後退
前日トップに立ったS.ガルシアが単独首位の座をキープ。昨年のウィンダム選手権以来、およそ1年ぶりツアー通算9勝目に王手をかけた。(写真提供:AP/アフロ)

 

 雷雨のためおよそ3時間半の中断を挟む波乱に見舞われた米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第2戦。ムービングデーにリーダーボードを急降下したタイガー・ウッズ(米)を尻目に、前日トップに立ったセルヒオ・ガルシア(スペイン)が単独首位の座をキープした。

 同ツアーのドイツ銀行選手権はマサチューセッツ州のTPCボストンを舞台に現地時間1日、第3ラウンドの競技を終了。この日7バーディ、1ボギーの6アンダー65をマークしたガルシアが通算19アンダーで引き続きトーナメントをリード。昨年のウィンダム選手権以来、およそ1年ぶりツアー通算9勝目に王手をかけた。

 2打差の単独2位にヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が続き、この日コースレコードにあと1打と迫る9アンダー62(10バーディ、1ボギー)と爆発したグラハム・デラート(カナダ)と、8アンダー63をマークしたスティーブ・ストリッカー(米)が通算16アンダーで3位を並走。通算15アンダー5位タイにジェイソン・ダフナー(米)、ロベルト・カストロ(米)の2人がつけている。

 ディフェンディング・チャンピオンのローリー・マキロイ(北アイルランド)が3日目にしてようやく60台(9バーディ、1ダブルボギーの7アンダー64)をマークし通算8アンダーで前日の67位タイから29位タイに順位を上げたが、フェデックスカップ年間王者最有力のタイガーは不発。中盤3連続ボギーを叩くなどスコアを1つ落とし、通算6アンダー47位タイに後退した。

「今日はまったく良いプレーが出来なかった。ショットも悪かったし、パットも全然決まらなかった」と憮然とした表情だったタイガー。ドイツ銀行選手権は過去1勝、2位タイにも2回入っており相性は良いはずだが「スコアを伸ばしやすいコンディションなのだが…。ミスを恐れず攻めて行かなきゃならないのに、悪いタイミングで最悪のゴルフが出てしまった」と後悔が残る3日目となってしまった。

 初日トップ発進ながら2日目以降ちぐはぐなプレーが続いているフィル・ミケルソン(米)は通算8アンダー29位タイ。前週優勝のアダム・スコット(豪)も通算7アンダー41位タイに低迷している。

 優勝争いもさることながらポイントランクも気になるところ。今大会終了時点でフェデックスカップポイントランク上位70人しか第3戦のBMW選手権に進むことは出来ない。通算13アンダーで単独8位の好位置につけるイアン・ポルター(英)は、この位置を確保すればポイントランク77位から45位に浮上しBMW選手権進出が可能になるが、現時点で同ランク91位のアーニー・エルス(南ア)は現状の順位(24位タイ/通算10アンダー)ではトップ70入りならずにアウト。最終日に順位を上げなければならない状況に陥っている。

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