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J.フューリック奇跡の『59』で奪首! タイガーは一歩後退

2013/09/14 09:05
J.フューリック奇跡の『59』で奪首! タイガーは一歩後退

 

 ジム・フューリック(米)がマジックナンバー『59』をマークし一躍トップに浮上した。

 米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権、第2ラウンド(現地時間13日/イリノイ州コンウェイ・ファームズGC)で歴史的快挙が誕生した。43歳のフューリックがツアー史上6人目となる『59』を叩き出し、通算11アンダーで前日の39位タイから初日のトーナメントリーダー、ブラント・スネデカー(米)と並ぶ首位タイに躍り出たのだ。

 12アンダー59の内容は1イーグル、11バーディ、1ボギー。10番スタートの最終9番、セカンドショットを1メートルにぴたりと寄せバーディでラウンドを締めくくると、フューリックはまるで優勝したかのような感激の面持ちでキャディと抱き合い喜びを爆発させた。

「すごく興奮している。でもその一方でトーナメントはまだ終わっていないから、落ち着かなければならないと言い聞かせている自分がいる。あと数時間感激を味わったら、すっぱり忘れて気持ちを切り替え週末に臨みたい」とベテランらしいコメントを口にしたフューリック。

 首位に並ばれたスネデカーも最終ホールでフューリックがバーディを決め50台を決めた瞬間、拍手で祝福。「素晴らしいね。でも自分の使命は日曜日までにフューリックの快挙を皆に忘れさせること」と優勝争いに勝ち抜く決意を新たにした。

 一方、フューリックの快挙の前に前日3位タイの好発進を切ったタイガー・ウッズ(米)は沈黙。出だしの1番パー4でいきなりセカンドショットをグリーン奥に打ち込みトラブルに見舞われて『8』を叩くと、その後6バーディ(3ボギー)を奪い返したものの1オーバー72とスコアを落とし、通算4アンダー13位タイに後退した。

 その他上位陣は、通算8アンダー単独3位にザック・ジョンソン(米)、通算6アンダー4位タイに20歳のジョーダン・スピース(米)の他、チャール・シュワーツェル(南ア)、ニック・ワトニー(米)らがつけたが、プレーオフシリーズ初戦で優勝したアダム・スコット(豪)はダブルボギーを2つ叩いて2オーバー73と崩れ通算2アンダー17位タイ。シリーズ第2戦に勝って完全復活をアピールしたばかりのヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は通算イーブンパー28位タイ。フィル・ミケルソン(米)は3オーバー74とふるわず、通算2オーバー45位タイに後退している。

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