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19歳比嘉、最年少メジャーVならず イ・ボミが変則プレーオフ制す

2013/09/15 15:34
19歳比嘉、最年少メジャーVならず イ・ボミが変則プレーオフ制す

 

 国内女子ツアーの今季公式戦第2戦 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯(北海道、恵庭カントリー倶楽部)は15日、最終ラウンドを行う予定だったが、悪天候のため競技中止に。大会は前日までの54ホールで成立となり、天候が回復した午後1時から首位に並ぶ比嘉真美子とイ・ボミ(韓)による優勝者決定プレーオフが行われた。

 プレーオフの競技形式は16番、15番、16番の3ホールストロークプレー。だが、19歳比嘉とイ・ボミによるメジャー制覇をかけた戦いは3ホールでは決着がつかず、勝負はサドンデスに突入する。

 そして迎えた15番パー4でのサドンデス3ホール目。イ・ボミが落ち着いてパーをセーブしたのに対し、比嘉はセカンドショットをミスしてダブルボギーで勝負あり。昨夏にプロ転向したばかりのニューヒロインのツアー史上最年少メジャーVはならなかった。

 異例のプレーオフを制したイ・ボミは、昨年11月に行われたLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ以来自身2度目のメジャー制覇。ツアー通算4勝目を待望の今季初勝利で飾っている。

 尚、3位以下の選手は54ホール終了時点の順位で確定。プレーオフを戦った2人に4打差の単独3位に不動裕理、さらに1打差の単独4位に原江里菜が入り、通算4アンダー単独5位に北田瑠衣となった。

 このほか、横峯さくら、福田真未らが通算3アンダー6位タイ、今季1勝の一ノ瀬優希、酒井美紀が通算2アンダー10位タイ。最終日にトップ10入りを狙った馬場ゆかり、金田久美子の2人は通算1アンダー12位タイで終戦となった。

 また、吉田弓美子はアン・ソンジュ(韓)、李知姫(韓)らと同じ通算イーブンパー14位タイで2週連続優勝ならず。昨季賞金女王の全美貞(韓)、穴井詩、堀奈津佳、野村敏京、服部真夕の実力者5人が通算1オーバー20位タイに入った。

 ディフェンディング・チャンピオンの有村智恵は2日目の『75』が響き、賞金ランキングトップの森田理香子、諸見里しのぶ、藤本麻子らと通算3オーバー27位タイに終わっている。

 54ホールの競技短縮により、同大会で獲得した賞金のランキングへの加算は75%となる。

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