美香が3位タイ好発進　森田、比嘉は出遅れ…

　国内女子ツアーのマンシングウェアレディース東海クラシックは20日、愛知県の新南愛知カントリークラブ 美浜コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。米ツアーからスポット参戦している宮里美香が6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークして、単独首位のイ・ナリ（韓）と2打差の3位タイ発進を切った。

　アウトスタートの宮里は、1番で幸先よくバーディを奪ったものの3番でボギー。その後しばらくはスコアカードどおりのプレーが続いたが、前半最後の9番でバーディ奪取に成功し1アンダーで折り返す。すると後半は一転攻撃的なゴルフに。12、13番と17、18番を共に連続バーディとして優勝圏内の3位タイで初日を終えた。

　一方、宮里と共に予選ラウンドを回った森田理香子、比嘉真美子の2人はやや出遅れた。森田は前半を1バーディ、2ボギーの1オーバーで折り返すと、後半は2バーディ、ノーボギーの安定したゴルフでディフェンディング・チャンピオンの永井奈都と並ぶ1アンダー35位タイ。比嘉は前半こそ2バーディ、2ボギーのイーブンパーで耐えたが、後半は14番から3連続ボギーを叩いて一気に失速、1オーバー73の63位タイと満足のいく初日とはいかなかった。

　その他上位陣では、6アンダー66の単独2位に豊永志帆、宮里と並ぶ3位タイに前週日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯で公式戦2勝目を飾ったイ・ボミ（韓）、辻村明須香ら、4アンダー68の8位タイに横峯さくら、青山加織、飯島茜らがつけている。賞金ランキング上位勢は、堀奈津佳（賞金ランク4位）がイーブンパー72の44位タイ、吉田弓美子（同2位タイ）が比嘉と並ぶ63位タイ、佐伯三貴（同3位）が2オーバー74の76位タイといずれも出遅れた。同ランキング6位の全美貞（韓）はスタート前に棄権している。