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H.ステンソン逃げ切りV! 欧州勢初年間王者誕生

2013/09/23 08:47
H.ステンソン逃げ切りV! 欧州勢初年間王者誕生
欧州勢初の年間王者に輝き、フェデックスカップを掲げるH.ステンソン。(写真提供:AP/アフロ)

 

 プレーオフシリーズ2勝目を挙げたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がヨーロッパ勢初の年間王者に輝き、1,000万ドル(約9億8,000万円)のビッグボーナスを獲得した。

 米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権は現地時間22日、ジョージア州のイースト・レイクGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。第3ラウンドを終えて後続に4打差の大量リードをつけていたステンソンが3バーディ、1ボギーの2アンダー68にスコアをまとめ、通算13アンダーで優勝を飾った。

 ステンソンにとってはドイツ銀行選手権に続く今季2勝目。「スコティッシュ・オープン(全英オープンの前週)の辺りから調子が上がり、ずっと良いプレーが続いていた。こうして最高の形でシーズンを締めくくることが出来て感無量」と語る目に涙はなく、みなぎる自信に溢れていた。

 勝因は何といっても正確なショット。シーズンを通してNo.1に君臨するパーオン率は今週も4日間平均で77.78パーセントで1位(タイ)。グリーンを外しても絶妙なアプローチが光り、一時2打差に迫られながら重圧をものともせず上がり3ホール連続パーで逃げ切った。

 また、この日最高のゴルフを見せたのが20歳のルーキー、ジョーダン・スピース(米)だ。前半3連続、後半4連続を含む8バーディ(2ボギー)を量産し6アンダー64と爆発。通算10アンダーはステンソンに3打及ばなかったものの、スティーブ・ストリッカー(米)と共に2位タイに食い込んだ。今年7月に20歳になったばかりの新鋭がフェデックスカップのポイントランキングでも堂々の7位に入り、来月はじめに行われる米国対世界選抜の対抗戦ザ・プレジデンツカップ(10月3〜6日/オハイオ州、ミュアフィールド・ビレッジGC)に弾みをつけた。ちなみにストリッカーはポイントランク3位に入っている。

 その他上位陣では、通算9アンダー単独4位に、この日のベストスコア7アンダー63をマークしたウェブ・シンプソン(米)が入ったが、最終組でステンソンを追い上げたダスティン・ジョンソン(米)は17番で痛恨のトリプルボギーを叩き通算8アンダー単独5位に終わっている。

 尻上がりに調子を上げ、最終ラウンドでは3アンダー67をマークしたタイガー・ウッズ(米)は通算イーブンパー22位タイ。年間王者の座を最終戦でステンソンに譲り、ポイントランクは2位。また、アダム・スコット(豪)は通算3アンダー14位タイ止まりで、ポイントランクは4位に終わった。

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