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タイガー出遅れ… 王座狙うP.ミケルソンが2位タイ発進!

2010/08/06 11:11
タイガー出遅れ… 王座狙うP.ミケルソンが2位タイ発進!
過去7勝を挙げるなど得意としているWGC-ブリヂストン招待で、タイガーは初日4オーバー74の70位タイと大きく出遅れてしまった。 (写真提供:AP Images)

 

 世界ランキングNo.1のタイガー・ウッズ(米)が、過去9戦のうち7度の優勝を誇る得意のトーナメントで王座陥落のピンチに陥っている。

 WGCシリーズの今季第3戦ブリヂストン招待(現地時間5日/オハイオ州、ファイアーストーンCC)第1ラウンド。復活優勝を狙うタイガーは2バーディ、6ボギーの4オーバー74を叩き、この日スタートした81選手中70位タイと最悪のスタートとなってしまった。

 限られたトッププロのみが出場する大会とあって予選落ちはないが、世界ランク2位のフィル・ミケルソン(米)、同3位のリー・ウェストウッド(英)の2人にNo.1の座を奪われるかもしれない中でのこの体たらく。「得意なコースだからといっていつでも良いプレーができるとは限らない。今日は思うようなショットが打てず、パットも調子が悪かった」と、話す言葉にも元気がない。ちなみに、4オーバー74はファイアーストーンCCでの自己ワーストのスコア、さらにWGCのストローク競技でも自己ワースト記録となっている。

 タイガーとは対照的に、ミケルソンは悲願の世界ランクNo.1の座に就く大きなチャンスをつかんだ。この日は21歳の新星ローリー・マッキルロイ(北アイルランド)と一緒に良いリズムでラウンドを回り、6バーディ(2ボギー)を奪って4アンダー66。単独首位のブッバ・ワトソン(米)に2打差の2位タイと絶好のスタートを切った。同じ2位タイに今年の全米オープン王者グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、アダム・スコット(豪)、ケニー・ペリー(米)がつけている。

「ローリーとのプレーは楽しかった。面白いし、頭のいいやつだよ。ラウンド中は彼と2人でインテリジェンスに富んだ会話ができたね」と、若手実力者との“二人三脚”を楽しみながら世界ランクNo.1の座にターゲットを絞っている。そのマッキルロイもミケルソン効果があってか、2アンダー68で11位タイの好位置。世界ランク3位のウェストウッドは1オーバー71で37位タイとなった。

 また、3名出場している日本勢は石川遼と宮本勝昌が1オーバー71で37位タイ、池田勇太が2オーバー72で52位タイと、上位には顔を出せず初日のプレーを終えた。 (STATS-AP)

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