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女子の日本一決定戦が開幕! W宮里、吉田が同組に

2013/10/02 11:06
女子の日本一決定戦が開幕! W宮里、吉田が同組に

 

 女子のナショナルオープンの幕が間もなく切って落とされる。

 国内女子ツアーの今季公式戦第3戦 日本女子オープンゴルフ選手権競技が3日、神奈川県の相模原ゴルフクラブ 東コースを舞台に開幕。国内女子No.1の座をかけて実力者たちが激突する。国内ツアーながら日本ゴルフ協会(JGA)主催の今大会は例年セッティングが難しい。台風シーズンということもあり、コンディション次第では忍耐が強いられることになるため、誰もが1打1打に集中することを心がけて臨む。

 公式戦らしく、予選ラウンドから実に豪華な組み合わせとなった。米女子ツアーで活躍している宮里藍、宮里美香と吉田弓美子の組、賞金ランキング首位を快走する森田理香子、北田瑠衣、トップアマの森田遥の組、現役唯一の永久シード選手 不動裕理と今季大ブレークの比嘉真美子、昨季大会で大健闘しながら最後に自滅した木戸愛の組、そして横峯さくら、佐伯三貴、堀奈津佳と今季好調の3人の組などには多くのギャラリーがつきそうだ。

 藍は前週のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントで最終日途中まで首位を走るなどコンディションの良さを見せた。最後は自滅して2位タイに終わったが、米ツアーの看板選手として2005年に続く大会2勝目にターゲットを絞っている。実はミヤギテレビ杯前にも相模原ゴルフクラブで練習ラウンドを行っている藍。「ここはフラットでまっすぐなホールが多いです。フェアウェイは狭く、少し曲げるとラフが深くて、逆に大きく曲げるとラフは浅い。シンプルで私はすごくいいなと思います」とコースの感触を口にしている。

 美香も負けてはいられない。今大会は2010年に優勝。米ツアーでも昨季のセーフウェイ・クラシックで初優勝を果たしたが、意気込んで臨んだ今季は気合がカラ回り気味だ。そんな時期だけに日本最高峰のタイトルを手にして、米ツアー後半戦に向けてのエネルギーに変えたいところ。

 国内ツアーで戦い続ける面々にとっては、タイトルと同じくらい優勝賞金2,800万円は魅力的だ。現在賞金ランク首位は森田(獲得賞金9,326万8,571円)、それを約2,100万円差で横峯が追いかけている。3位吉田、4位佐伯、5位比嘉、6位堀も6,000万円以上稼いでおり、森田の勢いが序盤戦の頃よりも衰えていることを考えると十分にチャンスはありそうだ。

 日本一のタイトルを手にし、シーズン終盤戦に強気で突入するのは誰か。そういった意味でも大事な一戦となる。

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