松山、A.スコットとペアでプレジデンツカップに挑む！

　怪物ルーキーの松山英樹が、インターナショナルチームの一員として名誉をかけた戦いに臨む。

　米国チームとインターナショナルチーム（欧州を除く）が2年に1度、名誉をかけて激突するザ・プレジデンツカップが現地時間3日、米オハイオ州ミュアフィールド・ビレッジGCで開幕する。ニック・プライス（ジンバブエ）主将率いるインターナショナルチームの一員として、フレッド・カプルス主将率いる米国チームとの対決に初めて挑む松山。初日に行われるフォーボール（2人のうち良い方のスコアを採用）では、今季マスターズ王者のアダム・スコット（豪）とペアを組み、米国チームのビル・ハース＆ウェブ・シンプソンとラウンド。試合巧者の2選手相手に、松山とスコットがどんなプレーを見せてくれるか期待がかかる。

　松山は今年プロに転向したばかりとは言え、全米オープンと全英オープンの2試合でトップ10入りし、スポット参戦だけで来季の米ツアー出場権をつかみ取った実力者だ。さらに、同大会出場経験のある丸山茂樹が副主将としてチームに帯同。頼もしい味方のサポートを受けながら練習ラウンドを行い、万全の態勢を整えている。

　元々、大舞台にも物怖じしない良い意味の“鈍感力”が持ち味の松山。過去9大会で通算1勝7敗1分けと圧倒的に負け越しているインターナショナルチームでどんな活躍を見せるのか？　プライス主将やチームメイトだけでなく、世界中が注目している。

　その他のマッチは、ジェイソン・デイ（豪）＆グラハム・デラート（カナダ）ペアがブラント・スネデカー（米）＆ハンター・メイハン（米）ペアと当たり、チャール・シュワーツェル（南ア）＆ルイス・ウーストハウゼン（南ア）の南アフリカペアは全英オープンを制したフィル・ミケルソン（米）＆キーガン・ブラッドリー（米）ペアと対決。アーニー・エルス（南ア）＆ブレンドン・デ・ヨング（ジンバブエ）ペアがパットの名手スティーブ・ストリッカー（米）＆ジョーダン・スピース（米）ペアと、アンヘル・カブレラ（アルゼンチン）＆マーク・リーシュマン（豪）ペアが、世界ランキングNo.1で米国チームのポイントゲッターであるタイガー・ウッズ（米）＆マット・クーチャー（米）ペアと激突。ブランデン・グレイス（南ア）＆リチャード・スターン（南ア）ペアはジェイソン・ダフナー（米）＆ザック・ジョンソン（米）ペアと相対する。両チームともにベテランから若手まで彩り豊かな選手を揃えており、激戦必至の様相を呈している。

　大会は4日間で行われ、初日がフォーボール6マッチ、2日目がフォーサム（1つのボールを2人が交互に打つ）6マッチ、3日目がフォーサム5マッチとフォーボール5マッチ。最終日にシングルス12マッチが行われる。それぞれ勝利を収めれば1点、引き分けなら0.5点ずつを獲得し、合計ポイントの多いチームが勝利を収める。