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G.ノーマン激怒、プレジデンツカップから「閉め出された」

2013/10/03 12:42
G.ノーマン激怒、プレジデンツカップから「閉め出された」

 

 グレッグ・ノーマン(豪)が米男子ツアーコミッショナーのティム・フィンチェム氏に対し激怒している。

 米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)が2年に1度、名誉をかけて激突するザ・プレジデンツカップは現地時間3日、米オハイオ州ミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に幕を開ける。だが今大会、過去2回インターナショナルチームの主将を務めたノーマンの姿は見られない。

 ノーマンは今年の大会直前に「本当にびっくりしたし残念でならない。我々は完全に閉め出された」と激白した。

 ザ・プレジデンツカップを主催するPGAツアーのフィンチェム氏とノーマンは、かつて良好な関係を保っていた。欧米対抗戦のライダーカップが盛り上がる一方で、ツアーではノーマンやニック・プライス(ジンバブエ)など、欧米どちらにも属さない選手たちが活躍。ライダーカップに出場できないことから、そのような選手が戦うために1994年にザ・プレジデンツカップは誕生した。つまり、ノーマンは大会創設の立役者の一人といっても過言ではない。

 インターナショナルチームの主将も2009年、2011年と2度務めている。残念ながら2度とも米国チームに屈しているが、ノーマンはまだまだやる気満々だった。

 ところが、今回はまったく声がかからないまま、プライスの主将就任が決定。ノーマンはカヤの外に置かれてしまったのだ。これにはノーマンは唖然とし、怒りと寂しさを滲ませるしかなかった。

 ノーマンが何度も優勝争いをしながら勝てなかったマスターズに、同郷の後輩のアダム・スコット(豪)が豪州勢として初めて勝った記念すべき年のザ・プレジデンツカップ。その開幕を前に味わったノーマンの寂しさは想像するには余りある。

 今年で10回目を迎える大会の成績は、7勝1敗1分けと米国チームが圧倒的にリードしている。だが、今年の下馬評ではインターナショナルチームもなかなかのもの。勝っても負けても、大先輩ノーマンの心境は複雑に違いない。

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