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松山、値千金のバーディ奪取で引き分けに持ち込む!

2013/10/04 10:40
松山、値千金のバーディ奪取で引き分けに持ち込む!
勝負どころの16番、18番でバーディを奪取し、チームのポイント獲得に貢献した松山。インターナショナルチームの一員としてしっかり結果を残した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 松山英樹のプレジデンツカップデビューは、怪物ルーキーにふさわしい激戦となった。

 米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)が2年に1度、名誉をかけて激突するザ・プレジデンツカップは現地時間3日、米オハイオ州ミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に1日目の競技が終了。2人のうち良い方のスコアを採用するフォーボール形式の6試合が行われ、松山はマスターズ王者アダム・スコット(豪)とペアを組んで、ビル・ハース&ウェブ・シンプソンの米国ペアと対戦した。

 出だしの1番と8番でハース&シンプソン組がバーディを奪い、2ダウンと追い詰められた松山&スコット組だったが、決して下を向くことはなかった。中盤以降調子を上げていったスコットが9番、11番でバーディを奪ってオールスクエアに持ち込むと、12番、13番を米国チームに連取され再び2ダウン。それでも15番パー5でグリーンわきのラフからスコットが3打目を直接ねじ込み、起死回生のイーグルを奪うと、続く16番パー3では松山がおよそ3メートルのバーディパットを沈め、戦いを振り出しに戻した。

 17番でハースにバーディを奪われ、またもや1ダウンと苦しい状況で最終ホールを迎えた松山&スコットペアだったものの、18番パー4で松山が値千金のバーディ奪取。終始リードされる展開の中、何とか引き分けに持ち込んでインターナショナルチームに0.5ポイント(引き分け)をもたらした。

 大会開幕前には不調と緊張を口にしていた松山だが“相棒”スコットが「良いショットは世界共通語だ」と背中を押してくれたことで肩の力が抜け、落ち着いてプレー。チームの一員としてその存在感をアピールした。

 1日目の戦いは3.5対2.5で米国チームが一歩リード。戦いは2日目がフォーサム(1つのボールを2人が交互に打つ)6マッチ、3日目がフォーボール5マッチとフォーサム5マッチ。最終日にシングルス12マッチが行われる。それぞれ勝利を収めれば1点、引き分けなら0.5点ずつを獲得し、合計ポイントの多いチームが勝利を収める。

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