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藍、終盤の4連続バーディで21位タイ 比嘉は15位タイ

2013/10/10 16:11
藍、終盤の4連続バーディで21位タイ 比嘉は15位タイ
怒涛の上がり4連続バーディでリーダーボードを駆け上がった藍(写真右)。ホールアウト後、同組のP.クリーマー(同左)とハグで祝福。(写真提供:AP/アフロ)

 

 前週から行われている米国女子ツアーのアジアシリーズ第2戦 サイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)が現地時間10日開幕。第1ラウンドは、注目の宮里藍が終盤の猛チャージで4バーディ、2ボギーの2アンダー69とし、7アンダー64で首位に立ったイルヒー・リー(韓)に5打差ながら、21位タイにつけた。

 リーに1打差の単独2位にブリタニー・ラング(米)が続き、ポーラ・クリーマー(米)ら4人が2打差の3位タイ。4アンダー67の7位タイに前週優勝のフォン・シャンシャン(中)、今季3勝のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、クリスティー・カー(米)、レクシー・トンプソン(米)ら実力者、ディフェンディング・チャンピオンの女王インビー・パーク(韓)は、1アンダー70の28位タイとなっている。

 前週国内ツアーの公式戦 日本女子オープンゴルフ選手権競技で、最後まで調子が上がらず平凡な成績に終わった藍。雪辱を誓って挑んだこの日は、序盤をパープレーで凌いだものの、中盤(9番、11番)に2ボギーと乱れて後退する。それでもここから巻き返せるのが、元ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1の実力だ。15番パー3のバーディを皮切りに、上がり4ホールすべてをバーディとしてフィニッシュ。手ごたえを感じさせる内容で初日を締めくくり、ツアー通算10勝目&今季初勝利に向けて、まずは好スタートを切った

 その藍以上にリーダーボードを駆け上がったのは、スポンサー推薦で出場している比嘉真美子だった。インスタートの前半こそ、ボギーやダブルボギーが先行する苦しい立ち上がりだったが、徐々に調子を上げると16番以降に5バーディを重ね、3アンダー68でホールアウト。ルーキーながら国内ツアー賞金ランキング6位につける強さを遺憾なく発揮し、トップと4打差の15位タイの位置を確保した。

 一方、前週の日本女子オープンを制した宮里美香と、昨季勝ったスタンレーレディスゴルフトーナメント(国内女子ツアー)を欠場して今大会に参戦している有村智恵は、ともにスコアメイクに苦しんだ。美香はなんとかミスを最小限にとどめて1オーバー72(48位タイ)で凌いだものの、パーオン率50パーセント(18ホール中9ホール)とショットが大乱調だった有村は、後半にスコアを崩して5オーバー76。出場72選手中、64位タイと大きく出遅れている。

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