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寒さに負けた? 上原28位タイへ後退 有村は低迷

2013/10/19 17:05
寒さに負けた? 上原28位タイへ後退 有村は低迷

 

 沖縄出身の上原彩子の前に“思わぬ敵=寒さ”が立ちはだかった。

 米女子ツアーのアジアシリーズ第3戦 LPGA KEBハナバンク選手権は現地時間19日、韓国のスカイ72GC、オーシャンCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日18位タイとまずまずの位置につけていた上原だが、この日は寒さの影響もあり思うようなプレーが出来ず1バーディ、3ボギーの2オーバー74とスコアを落とし、通算1オーバー28位タイに後退した。

 晴天のもと行われた第2ラウンド。前半からボギーが先行する苦しい展開の中、グリーンの細かいアンジュレーションに翻弄された上原はバーディを1つしか奪うことが出来なかった。だがその1つが各選手ともグリーンに乗せるのさえ苦戦した12番パー3。楽々ワンオンに成功すると、超ロングパットをジャストタッチで沈めてのバーディ奪取に思わず笑みがこぼれるひとコマも。だが他のホールでは微妙にパッティングが狂い、最終18番パー5も上手くピンハイにつけたがバーディトライがわずかにカップの左をすり抜けパーをセーブするにとどまった。

「パッティング自体の調子は悪くないんですが、昨日に比べライン読みが悪かった。それに今朝は凄く寒かったんです。明日は寒さ対策をしっかりして良いスタートが切れると良いですね」と語った上原。最終日はいかに決めるべきパットを決められるか? それが勝負の鍵を握る。

 一方、初日61位タイと出遅れていた有村智恵は渡米以来初の80台(13オーバー85)の大乱調で一気にブービー賞の通算17オーバー76位タイに後退。出だしの10番でボギーを叩くと、12番でダブルボギー、13番でトリプルボギーを叩く大誤算。そこからはやることなすことすべて噛み合ずボギーを連発しこの日だけで13ストロークを落としてしまった。

 上位陣は通算7アンダー首位タイにアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)とキャサリン・ハル(豪)が並び、終盤3連続バーディで追い上げたディフェンディング・チャンピオンのスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が通算6アンダー、エイミー・ヤン(韓)、ジュヨン・パーク(韓)とともに3位タイの好位置につけた。

 また今大会を最後に現役を退くグレース・パーク(韓)は、通算13オーバー74位タイで2日目の競技を終えている。

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