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松山一歩後退 首位と6打差も「最後まで諦めない!」

2013/10/26 17:25
松山一歩後退 首位と6打差も「最後まで諦めない!」

 

 浮き沈みの激しいゴルフで一歩後退した松山英樹だが、得意の最終日に巻き返しを誓っている。

 米男子ツアーの2013-14シーズン第3戦 CIMBクラシックは現地時間26日、マレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。7位タイからスタートした松山は6バーディを奪いながらボギー2つ、ダブルボギー2つを叩いてイーブンパー72止まり。通算6アンダーは16位タイに後退した。

 前半は決して悪くなかった。2番でボギーが先行したが3番ですかさずバーディを奪い返し、5番でイーグル逃しのバーディ、6番で連続バーディを奪い波に乗るかに思われた。しかし折り返し直後の11番パー3でティーショットを池に落としてダブルボギー。続く12番でもダブルボギーを叩いて大きく後退。だがそこでズルズルと崩れないのが松山の真骨頂。直後の14番で2.5メートルを沈めてバーディを奪うと、15番、16番で距離の長いバーディパットを捩じ込み3連続バーディをマークしイーブンパーまで盛り返した。

 病み上がりで調子自体は上がっていない。前日はノーボギーで凌いだが、それも好調だったからではなく本人いわく、たまたま。この日は「(調子が)良くないのが結果に表れてしまった」と逆に納得の表情さえ浮かべていた。「もうちょっとしたことで良くなると思う。状況判断も含めてもっと練習しなければ」とスーパールーキーは向上心をのぞかせる。

 米男子ツアーに参戦し始めてから最終日に順位を落としたのは1試合だけ。あとはすべて順位を上げて競技を終了しており、最終ラウンドには滅法強い。悪いなりにもスコアをまとめる術はあるはず。「(フェデックスカップの)ポイントを稼ぎたいので最後まで諦めずにプレーしたい」と松山はサンデーチャージを誓った。

 上位は混戦模様。通算12アンダー首位タイにクリス・ストラウド(米)とライアン・ムーア(米)の2人がつけ、1打差の3位タイにゲーリー・ウッドランド(米)とキラデク・アフィバーンラト(タイ)。前日のトーナメントリーダー、キーガン・ブラッドリー(米)はムービングデーのバック9で5つスコアを落とし、通算9アンダー6位タイに後退した。

 その他主な選手は、通算8アンダー9位タイにセルヒオ・ガルシア(スペイン)がつけ、この日4アンダー68にスコアをまとめたフィル・ミケルソン(米)が通算7アンダーで前日の25位タイから11位タイに浮上している。

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