ツアーニュース

R.マキロイ完全復活へ単独首位発進! 松山28位タイ、遼は大乱調

2013/10/31 18:52
R.マキロイ完全復活へ単独首位発進! 松山28位タイ、遼は大乱調
1アンダー71で回り28位タイとまずまずのスタートを切った松山。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ローリー・マキロイ(北アイルランド)がライバルたちがひしめく中、復活へ向け最高のスタートを切った。

 今年から米男子ツアーの賞金ランキング(2013-14シーズン)にも加算されることになった世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ、シーズン最終戦のWGC-HSBCチャンピオンズは現地時間31日、中国のシャーシャン・インターナショナルGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。メジャー2勝ながら不振が続いていたマキロイだったが、この日は8バーディ、1ボギーの7アンダー65と好スコアをマークし、ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)の2人に2打差をつけて単独トップに立った。

 昨年の全米プロゴルフ選手権でメジャー2勝目を飾り世界ランクNo.1に返り咲いたものの、今年はクラブ契約の変更も影響してか低迷。優勝どころか、米ツアーのフェデックスカップポイントランキングトップ30が出場できるシーズン最終戦のツアー選手権にすら出場できなかったほどだった。だが、ここへ来てようやく復調の兆しが見えてきた。インスタートのこの日はバーディ発進のあとボギーを叩いたが、中盤で3連続バーディを奪うなど8バーディを量産して7アンダー65。会心のゴルフでリーダーボードの最上段を射止めた。

 4人出場している日本勢は明暗が分かれた。松山英樹が2バーディ、1ボギーの1アンダー71で回りフィル・ミケルソン(米)らと並ぶ28位タイとまずまずのスタートを切ったのに対し、後の3人は出遅れてしまった。国内男子ツアー、アジアパシフィック パナソニックオープン優勝の権利で出場している川村昌弘は1オーバー73の52位タイで踏ん張っているものの、国内ツアー昨季賞金王の藤田寛之は3オーバー75を叩いて64位タイ。実力者揃いの混戦模様の中で苦しんでいる。

 2週間前の米ツアー2013-14シーズン第2戦、シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープンで2位タイに入った石川遼は、この日は1バーディ、7ボギー、1トリプルボギーと大乱調。9オーバー81の大叩きで出場78人中75位タイと大きく出遅れている。

 その他上位陣は、首位に3打差の4位タイでジャスティン・ローズ(英)、ブッバ・ワトソン(米)らメジャー王者を含む4人が追走。さらに1打差の8位タイにアーニー・エルス(南ア)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)ら7人。2アンダー70の15位タイにはマーティン・カイマー(独)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、ルーク・ドナルド(英)らの実力者がつけている。

 ディフェンディング・チャンピオンのイアン・ポルター(英)は、松山らと並ぶ28位タイと静かなスタート。米ツアーのフェデックスカップ年間王者に輝き、欧州ツアーでも賞金レーストップを走るヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は、5ボギー(3バーディ)を叩いて2オーバー74の57位タイと巻き返しが必要な初日となった。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. R.マキロイ完全復活へ単独首位発進! 松山28位タイ、遼は大乱調
×