ドリームマッチ!?　A.スコット＆R.ファウラーが最終組で激突へ

　マスターズチャンピオンのアダム・スコット（豪）とゴルファー人気No.1のリッキー・ファウラー（米）のドリームマッチが実現する。

　豪州ツアーのオーストラリアンPGA選手権は現地時間9日、豪クイーンズランド州のRACVロイヤルパインズリゾートを舞台に第3ラウンドの競技を行い、前日トップに立ったスコットが難コンディションの中でイーブンパー71（2バーディ、2ボギー）にスコアをまとめ、通算10アンダーで首位の座をキープ。マスターズ後初めて参戦する地元大会での凱旋Vに王手をかけた。

「トリッキーなコンディションだったけれど、バック9は凄く良いフィーリングでプレーすることが出来た。この調子を明日に活かしたい。明日は相手の出方に合わせたゴルフがしたい」と、スコットは後続の挑戦を受けて立つことを宣言した。

　最終日は3打差（通算7アンダー）の2位タイにつけるファウラーとスコットが最終組で激突するファンにとっては願ってもない組み合わせが実現する。当代きっての人気者2人が本格的に優勝争いをするのは初めてとあって、南半球のファンは興奮を隠せない。

「ファウラーとはアメリカで何度も一緒にプレーしているけれど、彼は今後のゴルフ界を背負って立つ存在。明日は2人で良いプレーをして多くの人々を惹きつけたい」とスコット。果たしてハンサム対決の行方は…？

　その他上位陣は、ファウラーと同じ2位タイにデビッド・マッケンジー（豪）がつけ、通算6アンダー4位タイにマイケル・ライト（豪）、ステファン・ジェフレス（豪）が続いている。

　尚、日本勢は谷昭範と加賀崎航太が出場したが、いずれも予選で姿を消している。