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L.コ、デビュー戦は30位タイ発進 藍、上原は13位タイ

2013/11/22 11:43
L.コ、デビュー戦は30位タイ発進 藍、上原は13位タイ

 

 16歳のリディア・コ(ニュージーランド)のプロデビューラウンドは、ダブルボギーが先行するほろ苦いものとなった。

 米女子ツアーの今季最終戦 CMEグループ・タイトルホルダーズは現地時間21日、フロリダ州のチバロンGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。今大会は今季行われた同ツアーの各トーナメントからそれぞれ上位3人ずつが出場権を獲得する(すでに出場権が確定している場合は順位が繰り下がる)独特なスタイルを採用している。CNカナディアン女子オープン連覇で出場資格を得ていたコは、プロデビュー戦にこの大会を選んだ。

 16歳とはいえ実績十分のコは、19歳のジェシカ・コルダ(米)、24歳のミッシェル・ウィー(米)と同じ組でスタート。1番ティーでは「ウェルカム・トゥ・LPGAツアー」とスターターに紹介される場面もあったが、動じることなくフェアウェイにショットを放った。「本当に普通だった。今日が特別なこともなければ変な感じもしないし、遅いこともないと感じたので自分でも驚いた。もっとナーバスになるかと思っていたけど、賞金など余計なことを考えなかったのが良かったようです」とはラウンド後のコ。

 パー5の1番で1.5メートルのバーディパットを外し、3番ではティーショットを左に引っ掛けるトラブルに見舞われた。ここからドローをかけてグリーンの右側を狙ったが、トップ・オブ・スイングで木の枝に触ってしまった上に足元がスリップ。ウェイストエリアから脱出出来ず、結局4オン、2パットでこのホールをダブルボギーとしてしまう。7番でもボギーを叩き3オーバーまでスコアを落としたが、ここで崩れないのがスーパールーキーの証。8番でこの日最初のバーディを奪うと、バックナインでは3つスコアを伸ばし1アンダー71でホールアウトして、単独首位に立ったサンドラ・ガル(独)とは7打差の30位タイに踏みとどまった。

「8番のバーディに助けられた。それがバックナインにつながった。チャンスはいっぱいあったけど、自分に出来るのはバーディパットをきちんと打つことだけ。入るときもあれば入らないこともある」と16歳とは思えない達観したプレーで、プロ初戦のスタートを切ったコ。一緒に回った世代の近いライバル2人はウィーがイーブンパー72で40位タイ、コルダが2オーバー74で56位タイで、この日の勝負はコに軍配が上がった。

 賞金女王タイトルを争う“ビッグ3”は、ランキングトップのインビー・パーク(韓)が4アンダー68の7位タイとリード。ランク2位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)はイーブンパー72の40位タイ、ランク3位のステイシー・ルイス(米)は1アンダー71の30位タイと残り3日間での逆転にかけるしかなくなった。

 日本勢は、宮里藍、宮里美香、有村智恵、上原彩子の4人が出場。今季ここまで未勝利の藍、今大会に勝てばルーキー・オブ・ザ・イヤーの可能性がある上原は、そろって3アンダー69でプレーして13位タイ。ツアー2勝目を狙う美香は2アンダー70の23位タイ。ルーキーイヤーを良い形で締めくくりたい有村は1オーバー73の49位タイとやや出遅れている。

 上位陣は、ガルに1打差の単独2位にレベッカ・リー・ベンサム(カナダ)がつけ、6アンダー66の3位タイにレクシー・トンプソン(米)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、フォン・シャンシャン(中)。藍、上原と並ぶ13位タイにクリスティー・カー(米)、ジュリー・インクスター(米)ら、美香と同じ23位タイにはカリー・ウェブ(豪)、リュウ・ソヨン(韓)らがつけている。ディフェンディング・チャンピオンのチェ・ナヨン(韓)は30位タイで初日の競技を終えた。

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