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松山3位タイ浮上! 米ツアー初V射程圏内に

2014/02/02 09:13
松山3位タイ浮上! 米ツアー初V射程圏内に
首位と3打差、通算12アンダー3位タイに順位を上げた松山。日本人4人目となる米ツアーチャンピオン誕生なるか!?(写真提供:Getty Images)

 

 怪物・松山英樹がいきなりアメリカ初Vのチャンスを迎えた。

 米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンは現地時間1日、アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。予選ラウンドを5位タイでクリアした松山は、第3ラウンドも好調なゴルフで4バーディ、1ボギーの3アンダー68にスコアをまとめ、通算12アンダー3位タイに順位を上げた。

 前半はパットが決まらず首を傾げる場面もあったが、後半はノーボギーの3バーディで上位にくらいつき、故障による出遅れを感じさせない堂々たる戦いぶりだった。首位を走るブッバ・ワトソン(米)とは3打差あるが、昨シーズンの松山のデータをひも解くと最終日の平均スコアは68.33で部門別ランキング2位。対するワトソンは71.47で120位と最終日は今ひとつ。“ファイナルラウンドキング”の松山にとって3打差は十分射程圏内だ。

 今大会は米ツアーで随一のギャラリー数を誇るトーナメントとして有名。ここで勝てばアメリカのゴルフファンに“ヒデキ・マツヤマ”の名前を強くアピールすることが出来る。そうすれば本人が目標に掲げるメジャー大会でも、アウェイではなくホームの雰囲気で戦えるはず。残り18ホール、定評のあるパットが火を吹けば、青木功、丸山茂樹、今田竜二に続く日本人チャンピオンの誕生が現実のものとなりそうだ。

 もうひとりの日本勢、石川遼は予選落ちが決定。次週は試合を休み、次なる戦いの舞台は現地時間13日開幕のノーザン・トラスト・オープン(カリフォルニア州、リビエラCC)となる見込みだ。

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