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連覇を狙うB.スネデカー P.ミケルソンも参戦

2014/02/06 11:24
連覇を狙うB.スネデカー P.ミケルソンも参戦

 

 ブラント・スネデカー(米)が復調のきっかけをつかむべく連覇を狙っている。

 ディフェンディング・チャンピオンとして米男子ツアーのAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマ(現地時間6〜9日/カリフォルニア州、ペブルビーチGL他)に臨むスネデカーは言わずと知れたツアー通算6勝の実力者だ。今大会でも優勝候補の一人だが、トーナメントを前にしてこんなセリフをつぶやいた。

「この連中の中でこんな結果を残しているとはとても思えない。自分はまだ夢を抱いた子供みたいだと思うんだ」。

 昨季大会では2日目にトップに立つとその後3日間をリード。最終日も2番でのイーグルを含む「65」の好スコアで後続を突き放し、追いすがるクリス・カーク(米)に2打差つけ優勝を飾った。それでも生き馬の目を抜くようなツアーの中で自分を小さく感じることを正直に口にするあたりがこの男の本当の強さなのかもしれない。

 今季は5試合に出場してトップ10入りはゼロ。ベストフィニッシュはヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズの11位タイと好調だった昨季のこの時期とは対照的だ。その原因は本来得意としているはずのパッティングにあるようで「去年の中頃は平凡なパッティング。今年の序盤はすごく悪い。自分じゃないみたいだ。だから一生懸命練習している。もう少しなんだ。パッティンググリーンでは出来ているけど、コースではできない。フラストレーションがたまるけど、これがゴルフなんだ」と苦しい胸中を明かした。パット名手が本来の姿を取り戻すことが出来れば連覇も夢ではないのだが。

 大会4勝(1998、2005、07、12年)のフィル・ミケルソン(米)も休養前に1勝するべく燃えている。今年初戦に選んだアブダビHSBCゴルフ選手権(欧州ツアー)では首位と1打差の2位タイに入ったものの、地元サンディエゴで行われたファーマーズ・インシュランス・オープンを腰痛で途中棄権。連覇がかかったウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンも42位タイとふるわず、フラストレーションがたまっている。

 子供たちが成長して学校が別々になり春休みもズレることから、これに合わせて次週のノーザン・トラスト・オープン(13〜16日/カリフォルニア州、リビエラCC)とWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(19〜23日/アリゾナ州、ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン)の2試合を続けて休むことを決断。次戦はフロリダシリーズ初戦のザ・ホンダ・クラシック(27〜3月2日/フロリダ州、PGAナショナル・リゾート チャンピオンC)まで空くため、ここで勝ってゆっくり休みたいところ。

 他に、09、10年と連覇しているダスティン・ジョンソン(米)や昨季の新人王ジョーダン・スピース(米)なども参戦する大会はペブルビーチGL、モントレー・ペニンシュラCC、スパイグラス・ヒルGCの3コースでアマチュアと組んだ予選を3ラウンド行い、ペブルビーチGLで決勝ラウンドを行う形式。他のスポーツや芸能界からのセレブリティーも数多く出場し、華やかに行われる。

 尚、今大会に日本勢は出場していない。

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