松山、マッチプレー選手権1回戦はM.カイマーと激突！

　松山英樹が、元世界ランクNo.1のマーティン・カイマー（独）と激突する。

　世界ゴルフ選手権（WGC）今季初戦 WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権（現地時間19〜23日／アリゾナ州ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン）の組み合わせが発表となり、松山の相手がカイマーに決定した。2010年の全米プロゴルフ選手権に優勝した後、世界の頂点に立った実力者のカイマーだが、そのシーズン終了後の成績はいまひとつ。欧州ツアーで優勝はあるもののメジャーの舞台での活躍は見られず、もう一度ブレイクする時を虎視眈々と待っている状態だ。

　これに挑む松山は、すでに米男子ツアー2試合でトップ5に入るなど、落ち着いてプレーを続けている。マイペースでの戦いぶりはマッチプレーのフォーマットにも合うはず。1回戦に勝てば、2回戦ではグラエム・マクドウェル（北アイルランド） vs. ゲーリー・ウッドランド（米）の勝者と対決することになる松山。普段とは違うマッチプレーでどんな戦いぶりを見せてくれるのかに注目だ。

　出場選手の中で世界ランキング最上位（3位）のヘンリック・ステンソン（スウェーデン）は、キラデク・アフィバーンラト（タイ）と対戦。同5位のジャスティン・ローズ（英）がスコット・ピアシー（米）と、同7位のローリー・マキロイ（北アイルランド）はブー・ウィークリー（米）、同6位ザック・ジョンソン（米）はリチャード・スターン（南ア）とそれぞれ1回戦でぶつかり合う。

　一方、連覇を狙うマット・クーチャー（米）はベルント・ウィースバーガー（オーストリア）と、2012年王者ハンター・メイハン（米）はゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ（スペイン）と、今季3勝と絶好調のジミー・ウォーカー（米）は、ブランデン・グレイス（南ア）とそれぞれ最初の戦いを繰り広げる。

　また「（病状が）綱渡りをしているよう」と言うほど兄の病が深刻だったため、欠場濃厚とされていたスティーブ・ストリッカー（米）だが、幸いなことに状況が好転。肝臓のドナーが現れて手術を行い、経過も良好なため安心して大会に出場することとなった。兄を元気づけるためにも、2001年に続く大会2勝目を目指すストリッカー。1回戦の相手はジョージ・コージー（南ア）だ。

　なお、世界ランキングNo.1のタイガー・ウッズ（米）、No.2のアダム・スコット（豪）、No.4のフィル・ミケルソン（米）は出場しない。