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松山“騒動”にもめげず4ランクアップ 21位タイで最終日へ

2014/03/09 09:09
松山“騒動”にもめげず4ランクアップ 21位タイで最終日へ
この日のラウンド前、練習場で前日の件をI.ポルタ―に謝罪した松山。のちにポルターは松山を「グッドゴルファー」と語っており、2人は和解したようだ。(写真提供:Getty Images)

 

 松山英樹がじわりと順位を上げている。

 現地時間8日に行われた世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第2戦、WGC-キャデラック選手権(フロリダ州ブルーモンスター at トランプナショナルドラル)第3ラウンド。世界ランキング上位のプレーヤーだけが出場を許される大会で松山はこの日3バーディ、2ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算4オーバーは前日の25位タイから21位タイにわずかながらランクアップした。

 しかし、難易度の高いブルーモンスターは3日目にして穏やかな表情を見せたが、トリッキーなグリーンを松山はまだ完全には攻略することが出来ずにいる。最終日こそ得意のパットを決めて上位戦線に浮上したい。

 ところでこの日松山は競技以外でも注目を浴びていた。というのも同組で回ったイアン・ポルター(英)との確執が取りざたされていたからだ。実はポルター、前日の第2ラウンドで前の組を回っていた松山が13番でパターが入らなかったことに腹を立て、クラブをグリーンに打ちつけた場面を目撃。カップに近く(1.5メートル)、他の選手のラインに大きな影響を与える場所を傷つけただけでなく、それを自分では直さずにグリーンを後にしたことが腹に据えかねた様子で、早速ツイッターに「明日、松山と回るが、彼はグリーンに自分で作ったクレーター(穴)を直しもしないバカもの」とつぶやいた。

 第3ラウンドスタート前に松山はポルターに謝罪し一件落着したものの、そんな騒動があれば普通気後れしてプレーにもマイナスの影響が出るもの。しかし、松山は萎縮するどころかポルターを2打上回る1アンダー71をマークしたのだから恐れ入る。首位をいく23歳のパトリック・リード(米/通算4アンダー)とは8打差あるが、ゴルフは最後まで何があるかわからない。ファイナルラウンドでの松山のチャージに期待したい。

 また、この日はタイガー・ウッズ(米)がベストスコアの6アンダー66をマーク。首位と3打差(通算1アンダー)の4位タイに浮上し、連覇に望みをつないでいる。

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