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石川ぎりぎり突破も「まだわからない」と上位進出に意欲

2014/03/15 09:45
石川ぎりぎり突破も「まだわからない」と上位進出に意欲
スコアを1つ落とした石川だったが、カットラインぎりぎりで2試合連続予選突破を果たした。(写真提供:Getty Images)

 

 石川遼がカットラインぎりぎりながら2試合連続予選突破を決めた。

 米男子ツアーのフロリダシリーズ第3戦 バルスパー選手権(フロリダ州インニスブルック・リゾート)は現地時間14日、第2ラウンドの競技を終了。初日70位タイと出遅れた石川はこの日出だしの1番パー5で3打目を1.5メートルに寄せて幸先の良いバーディ発進。続く2番でも連続バーディを奪いチャージが期待された。

 しかしそれ以降はツアー屈指の難コース相手に「ショットの手応えもなかったし、パットも入ってくれなかった」と我慢のゴルフを強いられ2バーディ、3ボギーの1オーバー72でホールアウト。通算3オーバーとスコアを落としたが上位が伸びなかったためカットラインぎりぎりながら64位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

「ショットの割にはスコアは良かった」と本人は言うが、狭いフェアウェイや厄介なグリーンに手こずり林やバンカーにつかまり、3パットを叩くなど納得の行く内容ではなかった。しかし「上位が伸びていないので予選を通ってしまえばまだわからない」と決勝ラウンドでの巻き返しに意欲。残り2日、少しでも順位を上げマスターズ(4月10〜13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)出場権獲得(残り3試合で優勝または世界ランクトップ50入りが条件)に前進したい。

 各選手がスコアメイクに苦しむ中、単独トップに立ったのはロバート・ギャリガス(米)。2年前プレーオフまで行きながらルーク・ドナルド(英)に勝ちを譲った雪辱を果たすべく、この日快調なパットを武器に5つスコアを伸ばし、通算7アンダーで初日の5位タイから単独首位に浮上し優勝候補に名乗りを上げた。

 3打差の単独2位に最終ホール(9番)でチップインバーディを奪ったケビン・ナ(米)が続き、通算3アンダー3位タイに初日首位タイのパット・ペレス(米)、マット・エブリー(米)の他、ジャスティン・ローズ(英)、マッテオ・マナセロ(伊)が並んでいる。

 ディフェンディング・チャンピオンで初日70位タイと出遅れたケビン・ストリールマン(米)は通算イーブンパー22位タイに浮上したが、2年前の覇者ドナルドはスコアを1つ落とし通算1オーバー35位タイに後退。アーニー・エルス(南ア)はカットラインに1打足りず(通算4オーバー)85位タイで予選落ち。

 またこの日ジョン・デイリー(米)が16番パー4で池ポチャを繰り返し『12』を叩いて19オーバー90。通算22オーバー143位(最下位)で予選落ちを喫した。

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