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苦節10年S.ボウディッチが逃げ切り初V達成!

2014/03/31 08:36
苦節10年S.ボウディッチが逃げ切り初V達成!
苦節10年のS.ボウディッチが逃げ切ってツアー初優勝を達成。同時にマスターズへの切符も手に入れた。(写真提供:Getty Images)

 

 苦労人スティーブ・ボウディッチ(豪)が逃げ切って嬉しいツアー初優勝を挙げた。

 米男子ツアーのバレロ・テキサス・オープンは現地時間30日、テキサス州のTPCサンアントニオを舞台に最終ラウンドの競技を行い、2日目から首位を走ったボウディッチが産みの苦しみにスコアを落としながら(4オーバー76)通算8アンダーで逃げ切って優勝。最終日2位タイからスタートし逆転が期待されたマット・クーチャー(米)は3オーバー75と追い上げならずに2打差(通算6アンダー)の4位タイに終わっている。

 ハラハラどきどきの展開だった。これまでレギュラーツアーと下部ツアーを行ったり来たりを繰り返し、昨季の賞金ランキング118位に甘んじた伏兵は出だし直後の2番でショットを曲げボギーが先行すると、4番パー4でもダブルボギーを叩き前途多難を思わせる。

 しかし、後に続く選手もピリッとせず、2打リードで迎えた最終18番パー5。3番ウッドで刻んだボウディッチのティーショットは左の荒れ地のようなラフにつかまる。だが、そこからナイスリカバリーで3オンに成功。1メートル弱のパーパットをポロリと外したのはご愛嬌だったが、先にホールアウトしていたウィル・マッケンジー(米)とダニエル・サマーヘイズ(米)に1打差をつけ悲願を達成した。

 これで今季メジャー初戦マスターズ(4月10〜13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)出場権も同時に獲得したボウディッチ。「良い気分だ。まだ信じられない」と勝者は無骨な感想を口にしている。

 その他、通算5アンダー6位タイにザック・ジョンソン(米)、ジム・フューリック(米)らベテランが食い込み、通算4アンダー単独10位にジョーダン・スピース(米)が入った。

 注目のフィル・ミケルソン(米)は前日右サイドの背中から腰を痛めて棄権。石川遼は予選で姿を消している。

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