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さくら&藍、アンダーパーで予選突破! 美香&上原らは無念

2014/04/05 11:21
さくら&藍、アンダーパーで予選突破! 美香&上原らは無念
持ち味の伸びやかなスイングが甦り36位タイに浮上した横峯さくら。(写真提供:Getty Images)

 

 初日揃って出遅れた日本勢だったが、横峯さくらと宮里藍がアンダーパーをマークして決勝ラウンド進出を決めた。

 米女子ツアー今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権は現地時間4日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日60位タイと不本意な滑り出しとなった横峯は、この日風が穏やかでグリーンが柔らかい午前中スタートのアドバンテージを生かし4バーディ、2ボギーの2アンダー70をマーク。通算1オーバーまでスコアを戻し36位タイで楽々予選をクリアした。

「スタンスが狭すぎたのを修正した」という横峯は持ち味の伸びやかなスイングが甦り、前日18ホール中6ホールしかパーオン出来なかったところ、この日は16ホールでグリーンをとらえる堅実なゴルフ。久々のメジャー挑戦に前日は硬さがあったが、決勝ラウンドでの飛躍が期待出来る内容となった。

 また初日82位タイと予選突破さえ危ぶまれる状況だった藍は課題のパットの冴えが戻り、午後の難コンディションの中3バーディ、2ボギーの1アンダー71でホールアウト。通算4オーバー64位タイで決勝ラウンドにコマを進めた。

 前半1バーディ、1ボギーのパープレーで折り返すと、後半12番でバーディ。13番パー4ではバンカーから1打で脱出出来ずボギーを叩いたが、すかさず14番パー3でグリーン外からチップインバーディを決める藍らしさを発揮して予選落ちの危機から生還。「トータルして修正点も上手く修正出来たし、内容は良かったです。(明日以降は)失うものはないのでひとつひとつ積み重ねていきたい」と明るい表情を見せた。今季はまだ本来の調子を出せずにいるが「大好きなメジャー」で復調のきっかけをつかみたい。

 そしてこの日ハツラツプレーで順位を上げたのがルーキーの野村敏京。長打力を生かして出だし2連続バーディで飛び出すと、終盤も勝負強さを発揮して2アンダーで最終ホールを迎える。だが、18番で攻めのゴルフが裏目に出てダブルボギー。イーブンパー72にとどまり通算3オーバー54位タイで2日間の競技を終えた。

 その一方で初日、日本勢最高位の46位タイからスタートした宮里美香は10番スタートの11番で3打目をバンカーに入れてから「流れが変わってしまった」とボギーがかさみ、18番パー5では3打目を池に入れて痛恨のダブルボギー。その後もペースを取り戻すことが出来ずに5オーバー77を叩き、通算7オーバー82位タイで無念の予選落ちに終わった。

 また、上原彩子もスコアを2つ落とし、通算6オーバー74位タイでカットラインに1打及ばず。有村智恵は通算10オーバー100位タイの下位で予選落ちを喫している。

 上位はこの日ノーボギーの8アンダー64と爆発したレクシー・トンプソン(米)が通算7アンダーまで伸ばし、朴セリ(韓)と並び首位タイに浮上。1打差の単独3位にミッシェル・ウィー(米)がつけたが、初日のトーナメントリーダー、フォン・シャンシャン(中)はスコアを1つ落とし、通算5アンダーはクリスティー・カー(米)と並ぶ4位タイに後退している。

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