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松山、盛り返すも一歩足りずメジャー初の予選落ち

2014/04/12 09:17
松山、盛り返すも一歩足りずメジャー初の予選落ち
初日の出遅れが響き、メジャー連続予選突破記録は『5』でストップ。(写真提供:Getty Images)

 

 初日大きく出遅れた松山英樹は2日目に盛り返すも、カットラインに及ばず自身メジャー初の予選落ちを喫した。

 今年で第78回を迎えたシーズンメジャー初戦マスターズは現地時間11日、ジョージア州のオーガスタナショナルGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日90位タイからスタートした松山は出だし直後の2番パー5でショットを乱し、3打目をグリーンの奥に打ち込みダブルボギーを叩く苦しい滑り出し。

 しかしその後立ち直って5番、8番でバーディを奪うと、後半は13番、15番の両パー5でイーグルチャンスにつけ大器の片鱗を見せつける。惜しくもイーグルはならなかったがバーディ奪取に成功。16番パー3で4メートル強のバーディパットを慎重に沈めたところで通算6オーバーまで盛り返し、予選通過にかすかな望みを抱かせた。

 しかし17番でバーディを逃すと、18番はセカンドショットをグリーン右サイドのバンカーに入れパーセーブならず。5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1アンダー71にスコアをまとめたが、通算7オーバーはカットラインに3打及ばず68位タイで決勝ラウンド進出を逃した。

「これだけ良い状態じゃない中で(2日目に)粘れたのは良かったと思います」とラウンド後にサバサバした表情で自己評価した松山。左手親指の付け根から派生した腕の痛みを抱え、実戦から1か月遠ざかっていたことによる試合勘の欠如など、本人の言葉通り良い状態からはほど遠く、メジャー連続予選突破の記録は『5』で途切れた。

「今回は不甲斐なさ過ぎたので、来週からまたアメリカで頑張りたい」と気持ちを切り替えた松山。グリーンジャケットに袖を通す目標は来年以降に持ち越しだ。

 上位はこの日のバック9で5連続バーディを奪ったバッバ・ワトソン(米)が通算7アンダーで単独トップ。3打差の単独2位にジョン・センデン(豪)、通算3アンダー3位タイに連覇を狙うアダム・スコット(豪)らがつけ、最年長Vを目指す54歳のフレッド・カプルス(米)らが通算2アンダー7位タイにつけている。

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