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地元優勝を狙うM.ウィー ダブル宮里も参戦

2014/04/16 11:23
地元優勝を狙うM.ウィー ダブル宮里も参戦
地元でツアー3勝目を狙うM.ウィー。24歳となった元天才少女は故郷に錦を飾ることはできるか?(写真提供:Getty Images)

 

“元天才少女”ミッシェル・ウィー(米)が、地元ハワイで大きく羽ばたこうとしている。

 米女子ツアーのシーズン第8戦 LPGAロッテ選手権が現地時間16日、ハワイ州のコオリナGCを舞台に開幕する。注目は、地元出身で2週前に行われたメジャー初戦クラフト・ナビスコ選手権で19歳レクシー・トンプソン(米)との“天才少女対決”を演じ、単独2位に入ったウィーだ。ジュニア時代に男子に混ざってローカル大会のパールオープンで活躍。米男子ツアーのソニーオープン・イン・ハワイに出場するなどして世界中の注目を集め、米女子ツアーでも優勝争いを演じるなどした少女が、24歳になったプロの技を披露する。

 2005年、15歳で早々とプロ転向したものの、周囲の期待ほどには結果を出せていない。両手首の故障もあって、優勝は2009年ロレーナ・オチョア招待、2010年CNカナディアン女子オープンの2回だけ。タイガー・ウッズ(米)の出身校でもある名門スタンフォード大を卒業して現在はゴルフに専念しており、更なる実績を求めてプレーしている最中だ。

 そんな中で行われる今大会だけに、ウィーへの期待度は極めて高い。ウィー以降ツアーで活躍するティーンエイジャーは次から次へと現れ、近年の注目株はすでにアマチュアでツアー2勝を飾っているリディア・コ(ニュージーランド)だが、これに負けているわけにはいかない。地元でツアー3勝目を挙げ、故郷に錦を飾りたいところだ。

 ウィーと一緒にプレーするのは、今季2勝と絶好調のアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)と、世界ランキング8位のフォン・シャンシャン(中)。同No.1のインビー・パーク(韓)はモーガン・プレッセル(米)、アザハラ・ムニョス(スペイン)と同じ組で、ポーラ・クリーマー(米)はリュウ・ソヨン(韓)、ブリタニー・ラング(米)とともに予選ラウンドを回る。新天才少女でプロとしては今季がルーキーのコは、クリスティー・カー(米)、リゼット・サラス(米)とスタートし大会3人目の王者を目指す。

 日本勢は、2012年の大会初代優勝者である宮里藍、宮里美香、野村敏京、上原彩子の4人が出場。クラフト・ナビスコ選手権では失意の結果に終わった日本勢が、今大会こそ優勝争いに加わることができるか注目だ。

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