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日本勢2人に明暗 松山36位タイ、石川は124位タイ出遅れ…

2014/04/18 10:34
日本勢2人に明暗 松山36位タイ、石川は124位タイ出遅れ…
初日を終えて首位と5打差の36位タイと巻き返し可能な位置につけた松山。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーで戦う日本の2枚看板が明暗をわけた。

 同ツアーのRBCヘリテイジは現地時間17日、サウスカロライナ州のハーバータウンGLを舞台に第1ラウンドの競技を終了。5アンダー66で回ったマット・クーチャー(米)、スコット・ラングレー(米)、ウィリアム・マクガート(米)の3人が首位を並走し、5打以内に54人がひしめく混戦模様となっている。

 日本勢は、松山英樹と石川遼の2人が出場しているが、松山がイーブンパー71で36位タイと巻き返し可能な位置につけたのに対し、石川は6オーバー77でホールアウトした131人中124位タイと大きく出遅れてしまった。

 前週のマスターズ予選落ちの雪辱をかけて今大会に臨んだ松山は、フェアウェイキープ率57.14%、パーオン率44.44%と狭いハーバータウンGLに苦しみながらも粘りに粘った。インスタートの12番でバーディを先行させるが、15番パー5でティーショットを左に曲げてボギー。16番ではピンから5メートルを3パットボギー、グリーンオーバーした18番もボギーとしてこの時点で2オーバーまでスコアを落としてしまう。

 それでも2番パー5で2オンに成功してバーディを奪うと、次のパー5となった5番では3打目をピタリと寄せてバーディ奪取。7番パー3ではティーショットを右に外してボギーを叩いたが、最終9番をバーディで締めてイーブンパーで初日の競技を終えた。

 対照的に苦しいまま終わってしまったのが石川だ。アウトから出たこの日はパットに苦しんで13番までに4ボギー。ティーショットが池につかまった14番パー3ではドロップした3打目をピンから3.6メートルに乗せたのものの、そこからさらに2パットしてダブルボギー。17番で唯一のバーディを奪ったが最終18番はまたしてもボギーとして、結局6オーバーを叩いて予選通過すら危ぶまれることになってしまった。

 上位は、首位グループと2打差の単独4位にハリス・イングリッシュ(米)、3打差の5位タイにはマスターズ最年少Vにあと一歩のところまで迫った20歳のジョーダン・スピース(米)他、ルーカス・グローバー(米)、ローリー・サバティーニ(南ア)、マット・エブリー(米)ら15人。さらに1アンダー70の20位タイにはデービス・ラブIII(米)、スチュワート・シンク(米)、チャール・シュワーツェル(南ア)、ルーク・ドナルド(英)ら16人が控えている。

 松山と並ぶ36位タイには、ディフェンディング・チャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、ジム・フューリック(米)、ザック・ジョンソン(米)、ケビン・スタドラー(米)、アーロン・バデリー(豪)ら実力者がつけており、2日目以降も目が離せない戦いが続きそうだ。

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