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成田が逆転メジャー初V! 美香単独3位、藍8位タイ

2014/05/11 16:47
成田が逆転メジャー初V! 美香単独3位、藍8位タイ

 

 国内女子ツアーの今季公式戦初戦、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップは11日、茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 西コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。数ホールごとにトップが入れ替わる混戦の中、この日首位と3打差の単独2位からスタートした成田美寿々が6バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、通算9アンダーまでスコアを伸ばして逆転でメジャー初優勝を飾った。成田は今季初V、ツアー通算3勝目。

 成田を掻き立てたのは「65」のコースレコードタイ記録を叩きだした第2ラウンドの勝みなみ(鹿児島高1年)のプレーだった。「アマチュアの選手があれだけ頑張れる。私もアマチュア時代の頃を思い出した。今日はガンガン行こうと思っていました」と振り返った第3ラウンドで「66」をマークして単独2位に浮上した成田は、この日も序盤から“ガンガン”攻めた。出だしの1番でバーディを先行させると、5番パー5、7番パー4で1つずつスコアを伸ばして3アンダーでハーフターン。10番のバーディでついに単独首位に躍り出る。

 その後、11番で1打落とした成田だが、この日のボギーはこの1つだけ。12番パー5で再びスコアを伸ばすと、勝負は17番パー5でバーディを分け合ったフォン・シャンシャン(中)との一騎打ちとなる。最終18番パー4、成田が2打目をピン奥6メートルにつけたのに対し、フォンのボールはグリーン奥のバンカーに。フォンの3打目はカップをかすめたが、1メートル弱のパットを外してパーセーブならず。「手が震えた」というパーパットを沈めた成田が昨季のNEC軽井沢72ゴルフトーナメント以来となる勝利を手にした。

 1打差の単独2位にフォンが入り、一時トップに立ちながら上がり3ホールで2ボギーを叩いて「納得がいかない」結末となってしまった宮里美香が通算7アンダー単独3位。最終日のチャージが期待された宮里藍は、ノーボギーながら1バーディとスコアを伸ばし切ることが出来ず、渡邉彩香、菊地絵理香らと並ぶ通算1アンダー8位タイでフィニッシュしている。

 前日3オーバー75と崩れ51位タイに後退した勝は、1つスコアを伸ばし通算5オーバー33位タイで初の公式戦を終えた。4日間通じてスコアが大きく上下するなど決して満足のいく結果ではなかったが「楽しかった。一生忘れないと思う」と振り返った勝。「すごく勉強になった。いっぱい練習してプロになる頃には活躍出来るように頑張りたい」と語った顔には笑顔があふれていた。

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