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M.カイマーの意外な素顔 優勝翌日に空港で…

2014/05/13 12:17
M.カイマーの意外な素顔 優勝翌日に空港で…

 

 米男子ツアーの“第5のメジャー”ザ・プレーヤーズ選手権で完全優勝を達成し、復活の狼煙を上げたマーティン・カイマー(独)。クールに見えて笑顔の可愛らしい29歳の男の素顔をのぞいてみよう。

 2010年の全米プロゴルフ選手権を制し、マスターズ2勝のベルンハルト・ランガー(独)に続き、ドイツ勢2人目のメジャーチャンピオンとなった後、翌11年に世界ランクNo.1の座を手にしたカイマーの1番の趣味はゴーカート。インターネット上では子供の様な表情でゴーカートを操る写真を見ることができるが、実は2009年にはこれが原因で足を骨折している。その他、サッカーやバスケットボールも楽しむが、今でもゴーカートが1番の趣味だと言い、全く懲りた様子はない。

 米イリノイ州メダイナCCで行われた前回2012年大会のライダーカップでは、最終日のシングルス戦でスティーブ・ストリッカー(米)を撃破して欧州チームに勝利をもたらした。この瞬間チームは歓喜に包まれたが、当のカイマーはチームメイトのセルヒオ・ガルシア(スペイン)に駆け寄ってジャンプ。抱き着いた姿も記憶に新しい。これもカイマーが持つ素直な一面だ。

 また、自分が良いと思えば、なりふり構わない一面も持っている。2011年のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で2位となった時には、顔の下半分に布を巻きつけてプレーした。漁師の日除け用のフェイスマスクのようなもので、一見怪しい姿が話題となった。どんなふうに見えようとプレーに集中できれば良い、という考え方がよくわかる。

 ちなみに、ザ・プレーヤーズ選手権の優勝賞金は180万ドル(約1億8,000万円)だが、これを獲得した翌日、最寄りの空港では、床にじかに座り込み、柱に寄りかかりながらスマートフォンをいじる姿が目撃されている。傍らに置かれたのはリュックサック。まるで若いバックパッカーのようで、とてもビッグプライズを手にしたばかりの男とは思えず、逆に好感度が上がったようだ。

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