準メジャー欠場の遼　4戦ぶりに米ツアー復帰！　今田も参戦

　石川遼が4戦ぶりに米ツアーに復帰する。

　米男子ツアーのHPバイロン・ネルソン選手権は現地時間15日、テキサス州のフォーシーズンズ・リゾートを舞台に開幕。同大会は米ツアー11試合連続優勝の記録を持つ伝説のゴルファー、バイロン・ネルソン氏の名前を冠にしたトーナメントだ。また、ゴルファーの名前が大会冠となった初の大会でもある。

　2002年には丸山茂樹が優勝。昨季大会は日本で技を磨いた韓国のベ・サンムンが、キーガン・ブラッドリー（米）、チャール・シュワーツェル（南ア）らの世界の強豪を相手に堂々のゴルフを展開し、ツアー挑戦2年目で初優勝を飾るなど、日本人、そしてアジア勢が成績を残している。

　今季は2人の日本勢がエントリー。4週前のRBCヘリテイジ終了後、日本に一時帰国、国内ツアー2戦に出場した石川は、初戦こそ2日目以降に崩れて26位タイに沈んだが、2010年大会の最終日に世界主要ツアー最少ストローク『58』を記録した中日クラウンズで4日間にわたり上位争いに加わって5位タイとまずまずの結果を手にした。

　前週の“第5のメジャー”ザ・プレーヤーズ選手権はウェイティング1番手に名を連ねながら、欠場者が出なかったため出場とはならなかったが、先月のRBCヘリテイジ以降、国内・海外と連戦を続けた石川には良い休養となったはず。昨季大会では10位タイでフィニッシュと相性も悪くないだけに注目だ。

　また、2008年AT＆Tクラシックで優勝経験がありながら、その後故障などで低迷しツアー出場が限られている今田竜二も参戦。今季はこれが3試合目（その他、米下部ウェブ・ドットコム・ツアー1試合に出場）となるが、ここまでの2試合はいずれも予選を通過（ソニー・オープン・イン・ハワイ20位タイ、プエルトリコ・オープン43位タイ）している。尚、ザ・プレーヤーズ選手権で23位タイに入った松山英樹は出場しない。

　優勝候補筆頭は地元出身のジョーダン・スピース（米）。昨年10代でツアー優勝を飾り新人王となったスピースは、第5のメジャーで大会史上最年少Vをかけて最終日をトップで迎えながら失速、4位タイに終わっている。それでも好調なのは言うまでもなく、前週の雪辱をかけて慣れ親しんだ地でまずは今季初優勝を狙う。

　その他、世界ランキングNo.1浮上を狙う同No.5のマット・クーチャー（米）と同No.6のジェイソン・デイ（豪）。今季3勝でフェデックスポイントランキング首位のジミー・ウォーカー（米）、先日シニアデビュー（しかも優勝！）を果たしたもののまだまだレギュラーツアーで勝ち星を増やしていきそうなミゲール・A・ヒメネス（スペイン）も参戦する。