ツアーニュース

イ・ボミがプロの意地で逆転V! アマ柏原はバック9で崩れて6位タイ

2014/05/18 17:00
イ・ボミがプロの意地で逆転V! アマ柏原はバック9で崩れて6位タイ

 

 公式戦2勝のイ・ボミ(韓)がプロの意地を見せた。

 国内女子ツアーのほけんの窓口レディースは18日、福岡県の福岡カンツリー倶楽部 和白コースを舞台に最終ラウンドの競技を行い、首位と1打差の2位タイから出たイ・ボミが3アンダー69をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、今季初、ツアー通算6勝目を逆転で飾っている。

 前日コースレコードタイの「65」を叩き出し、最終日最終組の切符を手にしたイ・ボミにはどうしても負けられない理由があった。1か月前のKKT杯バンテリンレディスオープン最終日、トップと1打差の2位タイからシーズン初Vを狙うも、15歳のアマチュア勝みなみ(鹿児島高1年)に逃げ切りを許し次点に終わった。そして今回は18歳のアマチュア柏原明日架を1打差で追っての最終ラウンド。口にこそださないが“2度もアマチュアに負けてなるものか”という強い気持ちがあったはずだ。

 この日まず最初に仕掛けたのはイ・ボミ。5番でバーディを先行させると、柏原が8番でボギーを叩いたことでトップに躍り出る。10番ボギー(柏原はバーディ)で再びリードを許したが、11番でバーディを奪い返し再びタイに持ち込むと柏原が自滅。その後15番、18番でもバーディを重ね、終わってみれば後続に4打差をつける圧勝だった。この1勝で2,160万円を獲得し、賞金ランキング首位に浮上している。

 史上5人目のアマチュアV、そしてアマチュア初の完全Vがかかっていた柏原は13番以降に3つスコアを崩して通算4アンダー6位タイに終わった。その他の上位陣は、通算5アンダー2位タイに服部真夕、フォン・シャンシャン(中)、全美貞(韓)、姜秀衍(韓)、柏原と同じ6位タイに穴井詩、イ・ナリ(韓)が入った。

 また、2011年ミズノクラシック以来となる優勝を狙った上田桃子は2つスコアを落とし、横峯さくら、O.サタヤ(タイ)らと並ぶ通算3アンダー9位タイ。それでも日本ツアー復帰後初のトップ10フィニッシュと調子を上げてきた。米女子ツアーから参戦している上原彩子は通算イーブンパーの19位タイ。

 一方、昨季賞金女王の森田理香子は18番で3日連続のバーディを奪ったもののこの日の見せ場はこれだけ。3オーバー75を叩いて通算3オーバー35位タイで3日間の競技を終えている。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. イ・ボミがプロの意地で逆転V! アマ柏原はバック9で崩れて6位タイ
×