B.トッド初V達成! M.ウィアー復活アピールの単独2位
2日目から首位を走ったブレンドン・トッド(米)が、逃げ切って嬉しいツアー初優勝を飾った。
米男子ツアーのHPバイロン・ネルソン選手権は現地時間18日、テキサス州のフォーシーズンズ・リゾートを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位タイからスタートしこの日ノーボギーの4アンダー66をマークしたトッドが通算14アンダーで逃げ切りVを達成した。
03年のマスターズを含む通算8勝の実績を持ちながら、現在世界ランク609位まで落ち込んだマイク・ウィアー(カナダ)が2日連続3アンダー67で回り通算12アンダーで先にホールアウト。初優勝を目指すトッドにプレッシャーをかけ、終盤のプレー如何ではプレーオフもあり得る展開だったが、勝者は最後まで落ち着いていた。
圧巻は13番パー3の第2打。ティーショットが木の根に寄り添う絶体絶命のピンチも、トッドは冷静に左打ちで脱出しピンそばまで運んでパーをセーブ。最後まで落ち着いた試合運びでマスターズチャンピオンに2打差をつけツアー参戦77試合目にして初の栄冠に輝いたトッドは「信じられない。肩の荷が降りた」とホッとした表情を見せた。
一方、ウィアーは単独2位に終わったもののどん底からの復活をアピール。夏場のメジャーシーズンで活躍が期待出来そうだ。
その他注目選手は通算10アンダー3位タイにチャールズ・ハウエルIII(米)とマーク・リーシュマン(豪)が入り、ブー・ウィークリー(米)が通算9アンダー5位タイ、ダスティン・ジョンソン(米)が通算8アンダーでマット・クーチャー(米)らと並び7位タイに入っている。
しかし首位タイからスタートしたルイス・ウーストハウゼン(南ア)はスコアを4つ落とし通算6アンダーは同郷のチャール・シュワーツェル(南ア)らと11位タイに終わっている。
尚、石川遼は3日目のカットに引っかかり最終ラウンド進出を逃し、今田竜二は予選で姿を消している。