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松山にビッグチャンス到来、初Vに向け首位タイで最終日へ

2014/05/25 09:38
松山にビッグチャンス到来、初Vに向け首位タイで最終日へ
3日目を首位タイで終え、最終日最終組で米ツアー初Vを目指す松山。(写真提供:Getty Images)

 

 松山英樹が、ムービングデーにノーボギーの6アンダー64を叩き出して首位タイに浮上。米男子ツアー初優勝に向けて最高のポジションで最終日を迎える。

“ベン・ホーガンの庭”と呼ばれるコロニアルCC(テキサス州)を舞台に行われている同ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアル第3ラウンド(現地時間24日)は、雷雨のために一時中断したが、再開後に全選手がホールアウトしている。

 松山は通算1アンダー36位タイからスタートすると、2番で3.7メートルのパットを沈めてバーディ奪取。続く3番ではグリーンエッジにキャリーしたボールが大きく跳ねて、カートパスの近くの難しいラフからのアプローチが残ったが、これをピタリと寄せてパーセーブ。ピンチを乗り切ったことで勢いに乗った。

 4番で2つ目のバーディを奪うと、5番パー3では難しいラインの7.5メートルを決めて連続バーディ。バックナインに入ってからも11番パー5で2.6メートル、14番では4メートル、16番パー3でも短いバーディパットをきっちり沈めてノーボギーでホールアウト。ショット、パットとも好調をキープしたままこの日のプレーを終え、この時点で首位に並んだ。

「優勝争いという緊張した中でどれだけパットが入るかだと思う」と、気持ちを引き締めた松山は、最終日最終組を全米プロゴルフ選手権王者でツアー通算13勝のデビッド・トムズ(米)とプレーすることが決定。ショットの良さが問われるオールドスタイルのコロニアルCCで、ショットメーカーの代名詞であるトムズとラウンドしながら自分のプレーを貫けるか。伝説の男、ベン・ホーガン(米)ゆかりの大会でビッグチャンスに挑む。

 松山と並ぶ首位タイには、トムズのほかにチャド・キャンベル(米)、クリス・ストラウド(米)がおり、1打差の5位タイに今季3勝のジミー・ウォーカー(米)ら6人がひしめいている。さらに首位からわずか2打差の通算5アンダー11位タイにも、世界ランクNo.1になったばかりのアダム・スコット(豪)がいるという大激戦。最終組の松山は、周囲の動きに心乱されることなく集中することが必要となりそうだ。

 その他の主なプレーヤーは、通算3アンダー25位タイにルイス・ウーストハウゼン(南ア)、ビル・ハース(米)、ハンター・メイハン(米)がつけ、ジム・フューリック(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ブラント・スネデカー(米)が通算1アンダー50位タイ。大会2勝のザック・ジョンソン(米)は通算イーブンパー56位タイと力を発揮できていない。

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