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前週の雪辱期す松山、全米OP出場を目指す石川

2014/05/29 11:56
前週の雪辱期す松山、全米OP出場を目指す石川
プレースタイル変更も示唆している石川。2012年に9位タイに入った大会で何かをつかめるか!?(写真提供:Getty Images)

 

 松山英樹、石川遼の2人が帝王ジャック・二クラウス(米)の大会に挑む。

 米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメントは現地時間29日に開幕。同大会は、開催地オハイオ州ダブリンで生まれ育ったニクラウスがホストを務めるビッグトーナメントだ。舞台となるミュアフィールド・ビレッジGCはニクラウス設計で、昨年はザ・プレジデンツカップも開催された自身の傑作コースでもある。

 前週のクラウン・プラザ招待 at コロニアルでは最終日最終組でプレーしながら10位タイに終わった松山は、大会前日は練習に専念。じっくりと打ち込んだ後でショートゲームも磨いたが、やはり大事なところで入らなかったパッティングを何とかしたい気持ちが強いようでショートパットに重きを置いた。

 同コースは昨年のプレジデンツカップで経験しており、さらに火曜日に18ホール回って細かいところを確認。大一番の全米オープン(6月12〜15日/ノースカロライナ州、パインハーストNo.2)まであと2週間とあって、しっかりとした手応えをつかもうと必死の日々が続いている。

 一方の石川は前週も予選落ちしたことからプレーの仕方を改めて考えつつ、この日は9ホールをラウンド。こちらもグリーン周りを念入りにチェックした。今大会最終日の翌日には全米オープンへの出場権をかけて最終予選会(6月2日/オハイオ州、ブルックサイドGC他)に出場するため、ここで調子を上げたいところだ。全米オープンに向けて好調を維持したい松山、是が非でも大舞台への切符をつかみたい石川。2人の日本のエースの活躍に期待したい。

 昨季大会は単独首位で最終日をスタートしたマット・クーチャー(米)が「68」とスコアを伸ばし、後続に隙を見せることなくシーズン2勝目を飾った。シーズン2番目のメジャーを2週後に控えた今大会にはディフェンディング・チャンピオンのクーチャー、今年のマスターズを制したバッバ・ワトソン(米)、前週優勝して世界ランキングNo.1の座をしっかりと保持したアダム・スコット(豪)ら世界のビッグネームが集結する。

 スコットは前週欧州ツアーのフラッグシップ大会 BMW PGA選手権を制したローリー・マキロイ(北アイルランド)、ケガによりマスターズ以来の出場となるジェイソン・デイ(豪)とのラウンド。その他注目のペアリングでは、フィル・ミケルソン(米)、ビル・ハース(米)、ジョーダン・スピース(米)の組も面白そうだ。

 特にスピースは今季は優勝こそないが、マスターズで2位タイ、トップ10入りは6回を数えるなど安定しており、現在フェデックスカップポイントランキングで5位につけている。「今年はメジャーにピークを持ってくるように努力している。もちろん毎週ティーに立つときはその試合に勝とうと思っているし、それが出来ると思っている」。昨季の新人王は、21歳でありながらすでに風格すら漂わせている。

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