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H.ステンソン14位タイ発進! 地元スウェーデン勢が好スタート

2014/05/30 10:45
H.ステンソン14位タイ発進! 地元スウェーデン勢が好スタート

 

 地元スウェーデンで今季初優勝を目論むヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が、首位に3打差の14位タイと好位置で初日を終えた。

 欧州ツアーのノルデア・マスターズは現地時間29日、スウェーデンのPGAスウェーデンナショナルを舞台に第1ラウンドの競技を行い、6アンダー66をマークしたイェンス・ダントープ(スウェーデン)とエディ・ペパレル(英)が首位を並走。リカルド・カールバーグ、セバスチャン・ソダーバーグの地元勢2人と、スティーブン・ギャラハー(スコットランド)、ダーン・ハイジング(オランダ)、ギャラス・メイビン(北アイルランド)の5人が1打差の3位タイで追走している。

 この日7バーディ、4ボギーの3アンダー69で回り上々のスタートを切ったのが、昨季史上初の欧米同時年間王者に輝いたステンソンだ。昨季終盤、怒涛の強さを見せて米ツアーのフェデックスカップ年間王者のタイトルを手にすると、すぐに欧州ツアーに戻って最終戦で優勝。欧州ツアーの賞金王にも輝いた。

 今季は、安定したプレーで世界ランクNo.2の座におり、米ツアーに参戦しているアダム・スコット(豪)次第では、No.1の座も狙えるチャンスがあるほどだが、今シーズンは欧州でも米国でも勝ってはいない。それだけに、地元で存在感をアピールしたいところが、この日はダントープ、カールバーグ、ソダーバーグらほかの地元勢の後塵を拝している。

 それでも、安定した強さで狙うは大会初優勝。今季メジャー第2戦の全米オープン(6月12〜15日/ノースカロライナ州パインハーストNo.2)を2週後に控え、勝って自信を深めるべくターゲットを絞った。

 地元でツアー初Vを狙う25歳のダントープは、応援団の援護を力に変えて好発進。「ここはホームコースなので、できる限りいつものようにプレーすることを心がけた。友人、知人たちがたくさんの拍手をくれて、それがどれほどのサポートになったが、言葉にはしきれない」と、地元の利を強調。さらに、母国の先輩、ピーター・ハンソンにも感謝をささげた。北欧スウェーデンでは冬の間練習ができないが、米フロリダ州オーランドに家を持つハンソンが、そんな後輩を招待してくれたのだ。「冬の間、彼(ハンソン)に会いに米国に行ったことが、こんな状況でとても役に立った。彼は偉大なメンター(良き先輩)だよ」と笑ったダントープ。そのハンソン(3アンダー69/14位タイ)を3打上回るプレーは、まさに恩返しに違いない。

 その他の主な選手は、4アンダー68の8位タイにラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)がおり、ステンソン、ハンソンと同じ14位タイには、50歳のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、ビクトル・ドゥブイソン(仏)ら。ディフェンディング・チャンピオンのミッコ・イロネン(フィンランド)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)が2アンダー70で31位タイにつけている。

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