全米OP出場予定の谷口が首位！　3差5位タイに池田

　第114回 全米オープン（現地時間12〜15日／ノースカロライナ州パインハーストNo.2）に出場する谷口徹が、国内公式戦で好スタートを切った。

　国内男子ツアーの今季公式戦初戦 日本プロゴルフ選手権大会　日清カップヌードル杯は5日、兵庫県のゴールデンバレーゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。4アンダー68をマークした2010、12年覇者の谷口が、後続に1ストロークの差をつけトーナメントをリードしている。

　次週には全米オープン出場を控えており、2週連続でタフな戦いに身を置く谷口。この日は出だしの10番でいきなりつまづいたものの、15番、16番で連続バーディを奪うと、1番パー5でイーグルを奪い一気に首位グループに浮上。その後4番でも1つスコアを伸ばして単独首位で初日を終えた。

　1打差単独2位に金亨泰（韓）、2打差3位タイに今季初戦のインドネシアPGA選手権を制した松村道央と井上忠久。また、昨季は大会2日目に背中痛のため無念の途中棄権となった09年大会チャンピオンの池田勇太が、小田孔明らと共に1アンダー71の5位タイと好発進を切っている。

　初の公式戦タイトルを狙う宮里優作は、1オーバー73と耐えて藤田寛之と並ぶ24位タイ。前週米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメントに出場（65位タイ）、最終日翌日に全米オープンのセクショナル・クオリファイング（9位タイで本戦出場権獲得）をこなし、大会前日に日本に帰国した前年度覇者の金亨成（韓）は、連戦の影響かこの日は6ボギーを叩いて3オーバー75の51位タイと出遅れた。

　尚、過去6勝を誇る尾崎将司は左肩痛のため、03、08年大会を制している片山晋呉は腰痛のため大会を欠場している。