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P.ミケルソン、全米OP前哨戦で好発進! 今田は出遅れ

2014/06/06 12:16
P.ミケルソン、全米OP前哨戦で好発進! 今田は出遅れ

 

 フィル・ミケルソン(米)が大一番を前に好発進した。

 次週に全米オープン(現地時間12〜15日/ノースカロライナ州パインハーストNo.2)を控えた米男子ツアーのフェデックス・セントジュード・クラシックは現地時間5日、テネシー州のTPCサウスウインドで第1ラウンドの競技を行ったが、雷雨のためにおよそ3時間中断。再開したものの60人がホールアウトで出来ず、日没サスペンデッドが決定した。

 そんな中、ミケルソンは3アンダー67でホールアウト。7アンダー63でプレーを終えた暫定首位のベン・クレーン(米)とは4打差ながら、暫定9位タイと好位置につけている。全米オープンでは史上最多の6度、2位(タイ含む)になるという悔しい思いを味わっているが、その中でも記憶に鮮明なのは同じパインハーストNo.2で行われた1999年の優勝争いだろう。最終的にはペイン・スチュワート(米=故人)に優勝をさらわれたが、あの時の悔しさをコースにリベンジしたい気持ちが強いのは言うまでもない。

 この日は「打つ前に少しだけ多く時間をかけてショットのイメージを描く努力をしているんだ。これがすごくいい。よりクリエィティブになるし、ただ打つよりもアイアンショットをよく曲げられて、ピンに寄せることが出来ているんだ」と笑顔で語るように、5バーディ、2ボギー。今季は13試合に出てトップ10入りが一度もないという状態だが、キャリアグランドスラムのかかるビッグイベントを前に勝って勢いをつけたいところだ。

 また、全米オープン2勝ながら故障もあって低迷が続いているレティーフ・グーセン(南ア)も4アンダー66でホールアウトし暫定4位タイ。「あと20歳若かったらと思うけど、それはかなわないこと。でも、ここ6、7年で一番腰の調子がいいんだ」と笑顔を見せたグーセン。2001年、2004年の全米オープン王者だが、今年が出場権を持つ最後の年でもある。2005年に同じパインハーストNo.2で行われた同大会でも3打差単独首位で最終日を迎え、優勝間違いなしと言われながら「81」の大叩きを演じている男は、苦い思い出の地に再び挑む前に自信を取り戻そうと必死に戦っている。

 5アンダー65でプレーを終えたピーター・マルナティ(米)と16ホールを5アンダーでプレーしたビリー・ホースヘル(米)の2人が暫定2位で並び、グーセンと同じ暫定4位タイにジョー・デュラント(米)、ザック・ジョンソン(米/15ホール終了)、スチュアート・アップルビー(豪/17ホール終了)、ジェイソン・ボーン(米/14ホール終了)がいる。

 ミケルソンと並ぶ暫定9位タイには、ツアー通算20勝のデービス・ラブIII(米/16ホール終了)が控えている。ディフェンディング・チャンピオンのハリス・イングリッシュ(米)は、3オーバー73でホールアウトし暫定122位タイと大きく出遅れている。

 また、ウェイティングから繰り上げ出場となった今田竜二は、5ホールを残して1バーディ、2ボギーの1オーバー。暫定85位タイで巻き返しが必要となっている。

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