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荒天順延再び 今田予選突破圏内、P.ミケルソンはスタート出来ず

2014/06/07 09:56
荒天順延再び 今田予選突破圏内、P.ミケルソンはスタート出来ず
第2ラウンドの2ホールを残し、暫定39位タイと予選突破圏内に浮上している今田。(写真提供:Getty Images)

 

 全米オープン(現地時間12〜15日/ノースカロライナ州、パインハーストNo.2)前哨戦は激しい雷雨により2日連続順延となった。

 米男子ツアーのフェデックス・セントジュード・クラシックは現地時間6日、テネシー州のTPCサウスウインドで日没順延となった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、再び雷雨に見舞われ中断。天候回復の見込みがないため第2ラウンドの続きは土曜日に持ち越された。

 そんな中、第1ラウンドを終え82位タイと出遅れた日本勢唯一出場の今田竜二は、16ホールを終え4バーディ、2ボギーと2つスコアを伸ばし通算1アンダー。2ホールを残し暫定39位タイと予選突破圏内に浮上した。

 しかし暫定11位タイ(通算3アンダー)につけるフィル・ミケルソン(米)や暫定24位タイのダスティン・ジョンソン(米/通算2アンダー)ら、第2ラウンドをスタートすら出来ない選手が多数いるため楽観は出来ない。今季はシードを失い、今大会へはウェイティングからの繰り上げ出場の今田としては、土曜日の早朝に行われる第2ラウンドの残り2ホールに最善を尽くすしかない。

 荒天の間隙を縫って36ホールをプレーし終えたベン・クレーン(米)が、通算12アンダー(63-65)までスコアを伸ばして暫定トップの座をキープ。暫定2位タイにつけるカール・ペターソン(スウェーデン/17ホール終了)、ジェイソン・ボーン(米/16ホール終了)に6ストロークの大差をつけ独走態勢に入り、クレーン本人は「まさかこんなに良いプレーが出来るとは予想もしていいなかった」と嬉しい誤算に破顔一笑した。

 実はクレーン、今シーズンは出場16試合でトップ25以内がわずかに1回。フェデックスカップのポイントランク150位と絶不調でスイング改造を余儀なくされている。「本当に今シーズンは苦しい戦いが続いている。でも3年前に勝ったとき(2011年マクグラドレー・クラシック)も、直前はこんな感じだった。あのときもスイング改造をしてどん底の中、勝機をつかんだんだ」とツアー通算4勝目を引き合いに出し復調の手応えを口にする。「こういうポジションで戦えるのは楽しい」と言うクレーンが復活Vに照準を合わせた。

 その他の注目選手は、ミケルソンと同じ通算3アンダー暫定11位タイにグラエム・マクドウェル(北アイルランド)とイアン・ポルター(英/17ホール終了)ら。ザック・ジョンソン(米)は17ホールを終え通算2アンダー暫定24位タイ。この日3つスコアを伸ばしたジョン・デイリー(米)が通算1アンダーで62ランクアップの暫定39位タイに浮上したが、第2ラウンドをスタート出来なかったリッキー・ファウラー(米)は通算イーブンパーで暫定56位タイに低迷している。

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