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P.ミケルソンはクロウグリップで勝負!

2014/06/12 12:27
P.ミケルソンはクロウグリップで勝負!

 

 名匠ドナルド・ロス設計のパインハーストNo.2(ノースカロライナ州)を舞台に現地時間12日に開幕する第114回 全米オープン。過去同コースでは1999年、2005年と全米オープンが行われてきたが、今年は例年と様子が異なっている。

 マスターズ2勝のベン・クレンショー(米)が改造に関わり施されたコースセッティングからは大会名物の長いラフがなくなり、フェアウェイと同じくらいに短く刈られたエリアが広がる。7,562ヤード、パー70の設定はタイガー・ウッズ(米) vs. ロッコ・メディエート(米)が19ホールの死闘プレーオフを繰り広げた2008年のトリーパインズGC南C(7,643ヤード、パー71)に次ぐ長さ。お椀を伏せた形のグリーンとその周辺はツルツルに刈り込まれ第2打の精度と高さが試される設定だ。

 もちろんグリーン上も難しい。もともとアンジュレーションがあって芝目もきついトリッキーなグリーンは暑さと乾燥で硬くなって止まらない。ピンに寄せるどころかグリーンに乗せるのもタフな状況で選手たちは戦いを強いられることになる。

 そんな中、大会史上最多の6度2位(タイを含む)を経験してるフィル・ミケルソン(米)はクロウグリップ(利き腕を蟹のはさみのような形で使う独特のパッティングスタイル)で勝負に出ることを明らかにした。「トリッキーなグリーンでショートパットが入りやすいように、軽いグリッププレッシャーのクロウにした。柔らかい転がりが得られるからね」と自信をのぞかせるミケルソン。これまでメジャーでは、ドロー仕様、フェード仕様の2種類のドライバーを用意したり、“フランケンウッド”と名付けた3Wを持ち込んだり、ウェッジを5本バッグに入れてみたりと様々な工夫を凝らしてきたが果たして今回はどう出るか。キャリアグランドスラムもかかっているだけに目が離せない。

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