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松山メジャー制覇へ、首位と4差6位タイ好発進!

2014/06/13 09:17
松山メジャー制覇へ、首位と4差6位タイ好発進!
首位と4打差の6位タイと好発進を切った松山。(写真提供:Getty Images)

 

 松山英樹がメジャー制覇に向けて好発進を切った。

 第114回 全米オープンは現地時間12日、ノースカロライナ州のパインハーストNo.2を舞台に第1ラウンドの競技を行い、2週前のザ・メモリアル・トーナメントで米男子ツアー初優勝を飾った松山はコンディションの良い午前中のスタートを生かして実力を発揮。1アンダー69をマークして首位と4打差6位タイの好位置につけている。

 全長7,562ヤード、パー70。大会名物の長いラフがなくなって代わりにウェイストエリア(荒地)となったコースは、特にセカンドショットの正確性が要求される。お椀を伏せたような形のグリーンはアンジュレーションがきつく狙うポイントが難しい。それでも早朝に水をまいた後とあって松山がプレーした時間はまだ柔らかかった。

 スタートホールの10番パー5は3Wでしっかりフェアウェイにティーショットを放つと、第2打をレイアップ。残り140ヤードの第3打を左3メートルに乗せ、これを沈めてバーディ発進を切った。14番パー4は左バンカーからの第2打をグリーン手前に運び、残り20ヤードの第3打でしっかりとスピンを効かせ30センチに寄せてパーをセーブする。

 これで一息ついたのも束の間、16番ではバンカーから寄らずにボギーを叩いてイーブンパーにしてしまう。折り返して1番、2番を連続ボギーとして一時は2オーバーまで後退したがここから粘りを見せた。3番、4番とスコアカード通りにプレーした後の5番パー5で10メートルに2オンに成功すると、これをしっかり打って2パットでバーディ奪取。6番パー3では右上2メートルからの下りのパットを沈めてイーブンパーに戻した。

 8番でも右上2.5メートルから下りのパットを沈めてバーディを奪い1アンダー。9番パー3は右手前に切られたピンを狙ったもののわずかに届かずバンカーにつかまったが、1.8メートルに寄せるスーパーショットでパーセーブして切り抜けた。

 それでも「ショットは良くないし、パットもそうでもない」と不満をのぞかせた松山。「この内容でこのスコアで回れるとは思っていなかったけど、上位にいられて良かったです。今日はそんなに良いものはなかったけど、このスコアで回れているからチャンスがあるのかなと思います」と冷静だった。

 コンディションの厳しい午後スタートとなる第2ラウンドについても「このコースは我慢の連続だと思うので、どれだけ我慢出来るかだと思います」と語っている。

 上位陣は、5アンダー65をマークしたマーティン・カイマー(独)が単独首位、3打差2位タイにグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、ケビン・ナ(米)ら4人がつけ、松山と同じ6位タイにはヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、マット・クーチャー(米)、ジョーダン・スピース(米)ら10人が続いている。

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