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松山6位タイ! 単独首位はM.カイマー

2014/06/13 11:06
松山6位タイ! 単独首位はM.カイマー

 

 松山英樹が大混戦の中、メジャー制覇に向けて絶好の位置につけている。

 第114回 全米オープンは現地時間12日、ノースカロライナ州のパインハーストNo.2を舞台に第1ラウンドの競技を終了。2010年の全米プロゴルフ選手権覇者で元世界ランキングNo.1のマーティン・カイマー(独)が5アンダー65をマークして単独首位、3打差2位タイにグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、ケビン・ナ(米)ら4人が続いているが、さらに1打遅れた6位タイに松山はいる。

 昨季米男子ツアー新人王のジョーダン・スピース(米)、リッキー・ファウラー(米)と共に注目の組でスタートし、4バーディ、3ボギーの1アンダー69で回りながらもショット、パットに不満を見せるのは、それだけ求めるクオリティが高いところにあるからこそだ。スピース、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、マット・クーチャー(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ブラント・スネデカー(米)と並んで最高のポジションで初日を終えた。

 トップに立ったカイマーは約1か月前に“準メジャー”ザ・プレーヤーズ選手権でも優勝を果たしている。この日は平均300ヤードの飛距離を維持しつつ、フェアウェイを外したのがわずかに1回とショットが安定して難コースをわずか1ボギー(6バーディ)でプレー。ラウンド終了後には「全体的にショットが良かった」と胸を張った。

 これまでプレーヤーズ選手権とメジャーを同じ年に勝った選手は、1978年のジャック・二クラウス(米/全英オープン)、1983年のハル・サットン(米/全米プロ)、2001年のタイガー・ウッズ(米/マスターズ)の3人。さらにTPCソーグラス(フロリダ州)を舞台にしたプレーヤーズ選手権と全米オープンではセッティングが全く異なるため、この2つを同じ年に勝った選手はいない。

 キャリアグランドスラムがかかるフィル・ミケルソン(米)はイーブンパー70の16位タイ。同順位にはファウラー、チャール・シュワーツェル(南ア)、スティーブ・ストリッカー(米)、イアン・ポルター(英)、ジミー・ウォーカー(米)ら20人がひしめいている。ブックメーカーの予想で優勝候補筆頭に挙げられていたローリー・マキロイ(北アイルランド)は1オーバー71で、ウェブ・シンプソン(米)、ザック・ジョンソン(米)らと共に36位タイ。

 ディフェンディング・チャンピオンのジャスティン・ローズ(英)、ジェイソン・ダフナー(米)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、谷口徹らは2オーバー72の50位タイだが、それでも十分に逆転の可能性がある大混戦だ。

 世界ランキングNo.1のアダム・スコット(豪)は大会2勝のレティーフ・グーセン(南ア)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ジェイソン・デイ(豪)らと共に3オーバー73の68位タイ。残る2人の日本勢は矢野東が7オーバー77の134位タイ、宮里聖志は11オーバー81の単独154位といずれも出遅れている。

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