ツアーニュース

M.カイマー、110有余年の歴史塗り替え独走中

2014/06/14 09:47
M.カイマー、110有余年の歴史塗り替え独走中

 

 初日に大会レコードで首位の座を奪ったマーティン・カイマー(独)が、連日の好プレーでただひとり二桁アンダーまでスコアを伸ばし独走態勢に入った。

 第114回 全米オープンは現地時間13日、ノースカロライナ州のパインハーストNo.2を舞台に第2ラウンドの競技を終了。ショット、パットともに噛み合ったプレーを見せたカイマーがノーボギーの5アンダー65をマークし通算10アンダーで単独トップの座をキープ。単独2位につけるブレンドン・トッド(米)に6ストロークの大差をつけた。

 トータル130ストロークは2011年コングレッショナルCC(メリーランド州)で行われた全米オープンでローリー・マキロイ(北アイルランド)がマークした36ホールの最少ストローク記録131(ただしマキロイは通算11アンダー)を更新する快挙。

「何と言って良いのかわからない。とにかくすごく安定したゴルフが出来ました。気の効いたセリフが出てこないのがもどかしいけれど、調子が良いとしか言いようがありません」と照れたような笑顔を浮かべたカイマー。2日連続大会記録で難関パインハーストNo.2を攻略するプレーヤーが現れるとは誰も予想していなかったに違いない。

「もしこのままカイマーが飛ばしたら誰も追いつけない。我々は2位狙いになってしまう」と言うのは、この日3アンダー67をマークし通算イーブンパー14位タイにつける世界ランキング1位のアダム・スコット(豪)。難コースでの連日の『65』はライバルたちにも脅威に映っている。

 今年のザ・プレーヤーズ選手権で復活Vを飾った元世界ランクNo.1カイマーが、1978年のジャック・ニクラウス(米/全英オープン)、1983年のハル・サットン(米/全米プロゴルフ選手権)、2001年のタイガー・ウッズ(米/マスターズ)に続く、プレーヤーズ選手権と同一年のメジャー大会制覇なるかに注目だ。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. M.カイマー、110有余年の歴史塗り替え独走中
×