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終盤コースの罠にハマった松山… 14位タイに一歩後退

2014/06/14 10:12
終盤コースの罠にハマった松山… 14位タイに一歩後退
終盤コースの罠にハマり14位タイに後退した松山。明日は1つでも多くスコアを伸ばして上位争いに食らいついていきたい。(写真提供:Getty Images)

 

 一時首位を独走するマーティン・カイマー(独)に続く2位タイグループにつけた松山英樹だったが、終盤コースの罠にハマり後退を余儀なくされた。

 今年で第114回を迎える全米オープンは現地時間13日、ノースカロライナ州のパインハーストNo.2を舞台に第2ラウンドの競技を行い、初日大会記録で飛び出したカイマーが2日連続『65』で通算10アンダーまでスコアを伸ばし単独トップの座を守った。

 そんな中、6位タイの好位置からスタートした松山も前半は好調なプレーでカイマーを追撃。ティーグランドが目一杯前に出されワンオン可能に設定された3番パー4でティーショットをグリーン手前のバンカーまで運び、そこから寄せて幸先良くバーディを先行させる。

 その後もピンチにナイスリカバリーでパーをセーブし、9番パー3では距離の長いバーディパットを最後のひと転がりでねじ込みこの日2つ目のバーディ奪取に成功。通算3アンダーまでスコアを伸ばし2位タイグループに割って入ったが、風が吹き始めた後半微妙にショットが狂いだした。

 13番でティーショットを右のウェイスト(荒地)エリア方向に曲げ、第2打でグリーン手前に外すと、アプローチがピンを大きくオーバーしてボギー。悪い流れのまま迎えた16番パー4では、やはりティーショットが左のバンカーにつかまると、第2打を(バンカーの)アゴに当ててまったく距離を稼げず、3打目が200ヤード以上残る大ピンチ。なんとかグリーン右奥のカラーに打ったが、パーをセーブ出来ずに2つ目のボギーを叩いてしまう。

 さらに最終18番でも2打目をグリーン右のバンカー横に外すミスが出てアプローチを寄せ切れず、ファーストパットがカップ左を抜けてボギー。後半3つのボギーを叩いて1オーバー71、通算イーブンパーは14位タイに後退した。

「メジャーに勝つために戦っている。手応えがある」とスタート前は勇ましいコメントを口にした松山だが、首位を快走するカイマーとは現時点で10打差。もちろんゴルフは最後まで何があるかわらかないから逆転Vの可能性がゼロになったわけではない。普段の松山らしくなく終盤崩れた悔しさをバネに、明日は1つでも多くスコアを伸ばして上位争いに食らいついていきたい。

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