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母国でR.マキロイ予選落ち G.マクドウェル2位タイ浮上

2014/06/21 10:00
母国でR.マキロイ予選落ち G.マクドウェル2位タイ浮上

 

 母国のナショナルオープンで世界ランク6位のローリー・マキロイ(北アイルランド)がカットラインに1打及ばず無念の予選落ちを喫した。

 欧州ツアーのアイリッシュ・オープン(アイルランド、フォタ・アイランド・リゾート)は現地時間20日、第2ラウンドの競技を終了。初日コースレコードの『64』をマークして飛び出したミッコ・イロネン(フィンランド)が3つスコアを伸ばし、本人いわく「目標だった二桁アンダー」の通算10アンダーまでスコアを伸ばして単独トップの座を守った。

 そんな中、北アイルランド出身の2人は明暗を分けることに。先輩格のグラエム・マクドウェルはこの日3連続を含む6バーディ(1ボギー)を奪って5アンダー66の好スコアで、ロバート・ロック(英)、ロメイン・ウォッテル(仏)と並びイロネンに1打差の2位タイに浮上。

「これまでこの大会で一度もトップ10に入ったことがなかったし、ここ数か月は自分のゴルフに満足出来ずイライラが溜まっていたけれど、今週はゴルフを楽しめている。完璧を求め過ぎると自分が苦しくなる。楽しみながら上位に浮上出来たのは嬉しい誤算だ」と初日の9位タイから2位タイに浮上し喜びを口にしたマクドウェル。「地元のギャラリーの前だと気合いが入る」と残り2日、上位争いに意欲を見せた。

 対照的だったのは大会前、英国ではなくアイルランド代表としてオリンピックに出ると宣言したマキロイ。10番でイーグルを奪うなどこの日は2アンダー69にスコアをまとめたが、通算1オーバーはカットラインに1打足りず76位タイで予選落ち。上がり2ホールをバーディ、イーグルで締めくくれば滑り込みセーフだったが、バーディ、バーディフィニッシュで僅差に泣くことに。

 それでも本人は「予選落ちは不本意だけれど、最後まで諦めずにプレー出来たのは良かった。最後の最後まで(予選突破の)チャンスを追いかけられたし、ショートゲームもまずまず。スコティッシュ・オープン(7月10〜13日/スコットランド、ロイヤル・アバディーン)、全英オープン(7月17〜20日/英ロイヤル・リバプールGC)に良い流れで行けると思う」と手応えを滲ませた。

 また、もう1人注目の地元勢パドレイ・ハリントン(アイルランド)は4アンダー67とスコアを伸ばし、通算6アンダー8位タイの好位置をキープ。尚、今大会は“ジ・オープン・クォリファイイング・シリーズ”の一戦となっており、トップ10に入った選手のうち全英オープンの出場資格を持っていない上位3選手が、出場権を得られることになっている。

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